甘え上手のさおりさん
俺がさおりの足を引っ掛けた事により、さおりは前のめりで転びそうになった、とっさにさおりを抱き寄せる、、、その反動で俺の右手がさおりの胸にそしてそのままモミモミ、、、あっやべ!いつもの癖で手が勝手に、、、
ソヨヒト
「だっ!!大丈夫か!さおり!!」
さおりも突然のことでなにが起きたか理解してない模様、、、
さおり
「、、、ありがとうソヨヒト、、、あと悪いけど揉まないで、、、」
ソヨヒト
「あっ!!ごめんなんか手が気持ちよくて勝手に!!」
いや〜恐ろしい事ですわ!!揉んでる自覚があったのに、注意されるまでモミモミしてるとは、、、
さおりを起こしてあげると、、、
さおり
「ありがとう、、、びっくりした〜なにが起きたの?」
ソヨヒト
「あはは、、、なんか不審者と勘違いして、、、ね!!」
さおり
「、、、まぁなんとなく察したけど、、、」
そう言ってさおりは胸を押さえる、、、そして俺を睨む、、、ですよねぇ〜
さおり
「あんたねぇ〜!!、、、まぁいいわ!!わたしが悪いんだから!!」
ソヨヒト
「あはは!!それはそうとどうしたこんな時間に、、、」
さおり
「あんたを待ってたのよ!!最近なんか全然接点無かったし、、、」
まぁ〜さおりさん生徒会と風紀委員会で忙しいからね〜
ソヨヒト
「なら、、、公園で少し話して行くか?」
放課後のこともあって、少し遠慮がちでモジモジしてる
さおりに提案すると、、、
さおり
「うん!!」
と、嬉しそうな笑顔で返ってくる!!
うんうんさおりは笑うと美人なんだから笑ってなさい!!
その後、さおりはなにかが決壊したかのように、怒涛にしゃべった、最近の出来事、学校のこと、生徒会のこと、風紀委員会のこと、嬉しいことや、不満なこと、心配なこと、俺はそれをひとしきりうんうんと頷きながら話を聞いた、、、昔からさおりはうっぷんが溜まると、こうして俺に愚痴っていた、、、。
そう考えれば俺と疎遠になった、約半年間はどうしていたのだろう、、、他にも聞き役がいるのかもしれないなぁ〜
さおり
「あ〜スッキリした〜!!やっぱり話を聞いてもらうのはソヨヒトに限るね!!」
ソヨヒト
「お役に立てて何よりだよ!!じゃ〜家の近くまで送るよ!!」
さおり
「うん!!」
そう言ってベンチから立ち上がると、、、
さおり
「ねぇ〜ソヨヒト、、、さっきみたいに抱きしめて、、、」
上目遣いの甘え上手な感じ、、、演技入ってるな!!
ソヨヒト
「良いけど、、、また揉んじゃうかもよ!!」
俺の言葉にうつむき、、、
さおり
「ばっかぁ、、、」
俺はさおりを抱きしめて頭を撫でながら、、、
ソヨヒト
「さおりは頑張ってるぞ!!えらいえらい!!」
さおりは俺の胸の中でポツリと、、、
さおり
「うん、、、」
こうしてさおりと仲良く手を繋いで帰路についた。




