敗北の味
朝目を覚ますといつもの温もりが、、、どうやら朝方に俺のベットに潜り込んだようだ、、、俺が起きた事でシルも目を覚ます、、、。
シル
「ふふっ!!おはようソヨヒト!!」
シルの柔らかいたわわも、俺に心地良い目覚めを提供してくれる、、、。
ソヨヒト
「おはよシル!!朝からシル様の立派なものが俺の腕を攻撃してますよ!!」
俺がそう言うとシルは悪い顔をして、、、
シル
「モーニングサービスですよ!!だんな様!!」
とニカニカと笑いながら言う、、、
ソヨヒト
「だんな様って、、、さあ!!起きて学校の準備しよ!!」
そんなシルの言葉にタジタジになった俺は、なんとかシルを部屋から追い出し!!制服に着替えて朝食を取るために居間に行くと、、、!?
ソヨヒト
「、、、オトン、、、なぜ貴様がいる?」
オトン
「やあ!!今朝はいい朝だね!!息子よ!!」
そこには爽やかな顔の、、、いや?よく見ると目にクマが、、、。
俺が状況を掴めないでいると、、、鼻歌混じりのオカンが、、、
オカン
「おはよ!!ソヨヒト!!あっ!!おとーさんでしょ?
もう〜おとーさんったら、向こうの世界に遊びに行ってたらイクウォッチ落としたらしくて、、、まぁ無事に見つかって、明け方に帰って来たのよ!!」
いつもの様にローネさんと配膳をしながらオカンは上機嫌だ!!ローネさんもニコニコだ!!
そんな話をしてると、階段からドタドタ音がし、居間の扉がばっと開き、シルがオトン目がけて飛びつく、、
シル
「うぇ〜ん!!お義父さん良かった!!帰って来た〜!!生きてて良かった〜!!」
流石のオトンもシルを茶化すことなく、、、
オトン
「シルちゃん心配させたね!!ごめんなさい、、、」
シルは泣きながら良かった良かったと繰り返していた、、、ホント!!無事で良かった!!
でも?なんで明け方に帰って来たのに、俺とシルは気が付かなかった?
、、、あっ!!シルが完全結界で?それとも、ローネさんが完全結界を使ってオトンとオカンと3人で再会を喜んでいたのか?まぁ〜明け方から騒ぐのは近所迷惑だしな!!と、俺は勝手に納得する。
さてさて!!久々の家族全員での
全員
「頂きます!!」
楽しくみんなで美味しい朝食を頂きました!!
そして俺とシルは何もなかったかの様に学校に登校した。
ソヨヒトとシルが登校した後に、、、
オトン
「おかーさん、ローネさん、あらためて本当に申し訳なかった!!」
ノリヒトは2人に土下座した、、、。
サチ
「もういいのよ!!ノリヒトさんが無事なら!!」
ローネ
「そうね!!でも、約束して下さい!!もうあの世界に関わらないで下さい!!私とシルは覚悟してこの世界に来たのですもう未練はありません。」
普段優しいローネが強い口調ですノリヒトを注意する、、、。
ノリヒト
「、、、そうだな、、、結局、俺にはあの世界は救えなかったよ、、、」
ノリヒトは人生で初めての敗北を味わっていた、、、けど、それにより本当に大切なものを見つけることが出来た。




