すれ違い?
誰もいないはずの屋上に着信音が鳴る、、、
校則では無断で屋上に立ち入るのは禁止されているから、本来ならこの屋上に誰もいない事になっている、、、つまり!!
シル
「誰から?」
ソヨヒト
「さおり、、、」
俺は電話を取り、
ソヨヒト
「おかげになった電話は電波の入らない所か、電源が入ってない為、かかりません!!」
さおり
「何ちょっとあんたふざけてるんじゃ無いわよ!!」
やれやれ、、、洒落のわからん奴だ!!そんなんじゃ嫁の貰い手がつかんぞ!!
ソヨヒト
「あら?怒った声も可愛い!!どうした?」
、、、あのシルさんや?後で君のこともたっぷり褒めるから、いちいち俺の足を踏まないで、、、
さおり
「ばっかぁ〜、、、って!!
そうじゃないのよ!!あんたコウくんに何言ったの?」
おお!!さおりも少しはやるようになってきたねぇ〜!!
ソヨヒト
「言ったも何も俺がコウくんに聞いたのは、コウくんとさおりが付き合うのに俺の許可が必要だって、、、さおりが言っていたって、、、」
しばしの沈黙が、、、
さおり
「ありがとう、、、さっきコウくんから電話があったのよ、、、タダノ先輩から許可もらったから付き合おうって、、、はぁ〜あの子どう勘違いすればこうなるのよ、、、」
どうやらコウくんの勘違いでこのような事態に、、、
ソヨヒト
「とりあえずもう昼休みに終わるから、放課後に詳しく聞かせてくれ!!生徒会室、、、いや風紀委員会室で!!」
そう言って電話を切るが、、、
あの〜シルさんや?なぜに電話中の俺を抱きしめる、、、?
シル
「だってソヨヒト、、、わたしが目の前に居るのに、、、他の女に電話してるんだもん!!」
やれやれ、、、それじゃ〜さっきのお返しだ!!
シルを抱きしめて頭を撫でてやった。
放課後、風紀委員会室をノックすると、、、
さおり
「お入りください、、、。」
なんかこの部屋にいるさおりって、役に入って神妙な声と雰囲気出すんだよなぁ〜
俺はやましい気持ちだらけなので、恐る恐る風紀委員会室の引戸を引いて部屋に入る、、、突然、引き戸の横で隠れていたシルに腕を掴まれ引っ張られる、、、けれど、反射的にその腕を返して、シルを捕まえてしてしまう、、、なんだ?
さおり
「はぁ〜だから辞めなさいって言ったのに〜
ソヨヒト放してあげて相手はシルちゃんよ!!
あと、どさくさに紛れてシルちゃんの胸を触らない!!」
おっと!!なにやら柔らかいと思ったら、、、これは失敬!!でもやはりデカい!!メロンか?とりあえずモミモミ!!
シル
「もう〜ソヨヒト!!触るならもっと優しくだよ!!」
イヤイヤ不可抗力だよ!!最後はわざとだけど、、、
ソヨヒト
「シル、、、お前何してるの?」
シルを背後から押さえ込んでいるので顔が見えないが、
おそらくドヤって、、、
シル
「ふっふん!!昨日見た動画で犯人を部屋に閉じ込めるシーンがあってね、、、」
ソヨヒト
「、、、あっそ、、、もういい、、、」
シル
「ちょっと!!最後まで聞いてよ〜!!」
アホエルフを放って置いて、さおりの向かいの席に座り、、、
ソヨヒト
「それで?さおりはこの一件なんか知ってるの?」
俺は早速昼間のコウくんの件について確認をすると、、、
さおり
「それがねぇ〜シルちゃんたら急にソヨヒトを部屋に閉じ込めるって、、、」
ソヨヒト
「、、、そっちの話じゃねーよ!!」
続く!!




