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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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選挙活動始まるってよ〜

さおり

「それでわ!第2回選挙対策会議を開きます!!拍手!!パチパチ!!」


なんだ?これどこかに元ネタあるのか?オトンとシルにさおりまで、、、


さおり

「それで、、、シルちゃんこれでいいの?」


シルは満足そうに大きくうなずく、、、

貴様が犯人か!!オトンイズムを広めるな!!


シズク

「それにしても多田野家の家訓って変わってるのね、、、

議事進行者が拍手の宣言と実施をするなんて、、、でも、多田野家の妻になる身としてはしっかり覚えないと!!」


はぁ〜い〜?


ソヨヒト

「イヤイヤ家にそんな家訓ないぞ!!後、妻は気が早いだろ!!」


俺の言葉に二人がシルを見る、、、シルは手をバタバタとさせて、、、


シル

「だってソヨヒトのお父さんがいつもしてるんだよ!!これってもはや家訓でしょ?」


まぁ、、、シルの言いたいことはわかるが、面白いこと大好きシルが勝手に真似てる様に思うのだが、、、


さおり

「なるほど、、、お父さんがね、、、」


シズク

「それなら妻としてしっかり引き継いで、、、」


まぁ、、、好きでやってるシルとは違い2人がこれをする訳には、、、


ソヨヒト

「そんなのしなくていいぞ!!あくまでもうちのオトンの茶番だから、、、それよりも議事進行!!」


俺がさおりに催促すると、、、


さおり

「えっ〜それでは、ます、私たちのスローガンの選定を、、、ソヨヒトお願い!!」


これは例の宿題ってやつだ!!シルはナルハヤなんて言っていたが、あれからこの会話は一切無かった!!俺の徹夜を返せ!!


ソヨヒト

「それでは発表します。いくつかの候補の中から独断と偏見で一つに絞りました、、、ズバリ!!


いどむ(挑む)   です。


意味はそのまま、生徒一人一人、そして生徒会としてもチャレンジをするってことです。」


シル

「いどむ、、、なるほど、、、」


さおり

「あえて横文字を使わないのはソヨヒトらしいわねぇ〜」


シズク

「そうですねぇ〜ここ数年横文字でした、、、去年なんか、to the future、、、聞こえはいいんですけど、ただ、未来に向けてって、、、具体性がないんですよ、、、でも、挑むなら同じ具体性の無いものでも、馴染みのある日本語だから、すんなりと受け入れられる、、、そう言うことですね!!」


うんうん!!シズクは褒めているのかなぁ?それとも隠れてけなしているのかなぁ?

まぁ具体的な説明をしてくれてるから褒めてくれてるのだろ、、、


ソヨヒト

「まぁ〜俺の考えに不満があるなら後は考えてくれ!!」


シル×さおり×シズク

「異議無し!!」


これは賛同してくれたのか?面倒だから考えたくないからの消去法か?


さおり

「続いて、本スローガンを元にしたスピーチの原稿を!!ソヨヒトお願い!!」


さおりに言われ、俺は原稿を3人に渡す。


ソヨヒト

「とある統計だと、人が話を聞ける時間は90秒前後だと言われている、、、それを元にして約500文字の原稿を作成した、、、読んでくれて」


シルとシズクは黙読をしているが、自らスピーチをするさおりはボソボソと音読をしている、、、。


黙読のシルとシズクに少し遅れ、音読をしたさおりが読み終わり、、、


さおり

「うん!!いいんじゃない!!これ良いよ!!」


シル

「そうだね!!この手のスピーチって難しい事を言ってそれっぽい感じにして相手を圧倒するけど、わかりやすい言葉で書いてあるから聞き取りやすい!!」


シズク

「そうね!!少し幼稚な表現もあるけど、聞き手の理解力に合わせないと、スピーチそのもので、なにを表現したいのかわからなくなるものね!!」


いやだからシズクさん?褒めてるの?けなしてるの?


ソヨヒト

「さっきのスローガンに合わせての原稿になっている、、、異議があるなら代わりに書いてくれ!!」


シズクを見ながらそう話すと、めっちゃ嬉しそうな笑顔で返された、、、ダメだ、、、シズクは強い!!


シル×さおり×シズク

「異議無し!!」


こいつらきっと面倒だからだな!!


さおり

「それでは今後の方針をソヨヒトお願い!!」


結局、全部俺なのな!!


ソヨヒト

「大まかな戦略として、現生徒会のお詫び行脚はしない!!あくまでもそれは現生徒会であって、新生徒会には一切関係ない事!!これをハッキリとさせる!!つまり、この手を引き合いに出された議論に、正面から返答しない!!

模範解答として、


現生徒会の方で対応してる案件となります。

詳細は現生徒会にご確認下さい。


これで十分!!」


そう言いならもシズクを見るが、、、


シズク

「そうですね!!この案件そのものは現生徒会長に一任しましょう!!」


と、あっさりと現生徒会長を売っちゃうのね、、、まぁシズクの話だと相当苦労させられたから恨みもあるのだろう、、、。


ソヨヒト

「後は、原稿の通りのスタンスでやればいいんじゃない?

この方針に異議がある人は?」


シル×さおり×シズク

「異議無し!!」


うんうん知ってた!!


さおり

「それでは!!第2回選挙対策会議を終了します!!」


おいおい、、、質疑や連絡事項はないのか?

なんか俺の独り相撲だなぁ、、、。


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