家族食事会その後
オトンが上機嫌にシルと話しながら歩いている、、、
シルの話だと、オトンと初めて会った日に違和感なく接することが出来たと言っていた、、、エルフは基本人見知りらしく、そんなことは滅多にないらしい、、、
オカン
「ソヨヒトごめんなさいね!シルちゃんを任せっきりで、でもあなたが付いてくれてるから安心して私もローネも家を空けられるのよ!!」
オカンの言葉に同調するようにローネさんが、
ローネ
「ソヨヒト君ありがとうねシルの面倒見てくれて!!あの子、気を許した人には甘え上手だから大変でしょ〜」
さすが母親わかってらっしゃる!!
ソヨヒト
「いえ、シルも良くやってくれてますよ!!」
これはお世辞じゃなく、最近シルは家事を少しずつ手伝ってくれるようになった。
そんな他愛ない雑談をしながら駅まで歩き到着すると、
オカン
「それじゃ〜気を付けて帰ってね!!」
そう言って3人は繁華街に向かって行った、、、どうやらこの後、二軒目に向かう様だが、オカンがオトンに着替えなければ置いていくと行っていた、、、笑
電車に揺られながらさっきのオトンの言葉を思い出す、、、あらためてシルとの二人暮らしに終わりを告げるんだと実感したが、、、シルはどう思っているのだろう、、、シルは俺の腕に抱きつき俺に寄りかかって寝ている、、、俺もシルに寄り添ってシルの温もりを感じていた。
とある会員制の個室バーで男女3人がお酒を嗜んでいた。
ノリヒト
「それにしてもあの二人、アレで隠してるつもりなのかね?」
そう言ってノリヒトはダブルグラスの琥珀色の液体をぐいっとあおる。
左隣に座る絶世の金髪青目の美女が、ノリヒトの空いたグラスに琥珀色の液体を注ぎ、、、
ローネ
「そうね!なんか見ているこっちが恥ずかしくなるぐらいイチャイチャしてましたわね!」
そう言いながらも嬉しそうな笑顔でノリヒトに寄りかかる。
サチ
「まぁ〜シルちゃんが幸せそうならいいんじゃない?
それにしてもまったく!!親子してハーレムって、、、ほんと何考えてるんだかぁ、、、」
不満を口にしながらも笑顔でワインを一口含み、そのままノリヒトの肩に寄りかかるサチは、38歳と言う年齢の割には5歳は若く見え、何よりも歳を重ねるほどに妖艶な色香が増している。
ノリヒト
「はは、、、それを言われると何にもえいなくなるなぁ〜」
ノリヒトはバツの悪さから再度グラスをあおる、、、空いたグラスにローネが注ごうとすると、
サチ
「ローネ!いつまでもそんな事に付き合わないで良いわよ!!どうせそれ、りんごジュースなんだから、、、」
ローネ
「だって、、、グラスをあおるノリヒトさんの横顔をカッコ良いんだもの!!」
そう言ってノリヒトの茶番に付き合うローネであった。




