家族再会、、、
オトン達が居るというハマスタに向かう、シルはまだ俺と手を繋いでいるが、、、
ソヨヒト
「ここからは家族として接しよう、今はオトン達に俺らの関係を知られるのはややこしくなるし、最悪離れ離れで暮らさなきゃいけなくなる、、、この世界のルールわかるよね?」
シルは俺から手を離してしばし人差し指を頬に当てながら、、、
シル
「了解、じゃ〜あまりベタベタしないね!」
そう言って笑う、、、良かったちゃんと理解しているな!!
ハマスタ内野席正面入り口には既にオトン達がいた、、、
オント
「やぁ〜シルちゃん!ついでにソヨヒト!」
そう言ってオントがシル目がけて両手を広げて駆け寄るが、、、
シル
「、、、お義父さん、お義母さん!!お母さん!!」
そう言ってオトンをスルーして自分の母親に抱きつく、、、ですよね!!
ものの見事にスルーされたオトンは、、、ぶつぶつと言っている、、、。
オント
「えっっと、、、手をこう前に出して体操をすれば、野球選手の様に、、、」
俺はそんなオトンの肩を叩きながら、、、
ソヨヒト
「ありがとうオトン!!漫画みたいなお約束!!」
そう言ってオカンの元に行く、、、。
しばしオカンと話しローネさんとも話す、オトンはまだ一人でぶつぶつ言っている、、、そんなオトンにオカンは駆け寄り、
オカン
「おとーさん!!新しい体操完成した?」
と、絡みにいく、、、本当に優しいひとだ!!
そんな二人の様子を見たローネさんとシルも二人の元に行くってオトンに話しかけている、、、。
俺はその様子を見ながら良い気分になっていた!!
、、、、
、、、、、そのはずだったのに、、、
オント
「だからよ〜!!俺が言ってやったんだよ〜!!」
、、、俺はいま歩きながら、家出親父のこの数ヶ月のどうでも良い武勇伝を聞かされている、、、
ソヨヒト
「オトン、、、そんなイキった中坊みたいな武勇伝いらないから、、、、オカンの元に戻れ!!しっし〜!!」
シルはローネさんとオカンと楽しそうに話しながら俺らの10メートル先を歩いている、、、なんか見てるだけでオシャレだなぁ〜
オトン
「イヤイヤソヨヒト!!ここはヨコハマだぞ!!あんまり油断するなよ!!そこら中にハマ連がいるかもしれないし!!何よりもこの辺は族の聖地だろ!!」
だからか、、、今日のオトンの服は、普段着ているのを見たこともないスカジャンに、スラックス?長財布にチェーンが付いて、サングラスに髪はオールバックきたもんだ、、、胸ポケにクシがないのが救いか?
そりゃ〜こんななりなら、出会い頭にシルにスルーされるわな、オカンもローネさんもきっと恥ずかしいのだろう、、、オトンを俺に押し付けてる、、、
ソヨヒト
「とりあえず全神奈川県民に謝れ!!あと、漫画にしてもその格好は30年以上は古いぞ!!」
そんな恥ずかしい拷問受けながらオカンを追っていると、オカン達があるビルに入って行った、、、。
 




