やっぱりお盆は家族で過ごすものだよね
夏休みも気が付けばお盆に差し掛かっていた、さすがの恋人二人もお盆は家族で過ごすようで、最近はもっぱらシルと二人で過ごしている。
そんな中、オトンから呼び出しの電話が、、、
オント
「やぁ〜全然連絡をしてこない薄情な息子よ!!」
こいつ、、、勝手に家出してるのはお前の方だろ!!ならお前から連絡をするのが筋だろ!!
ソヨヒト
「これはこれは、いい歳して家出中の親父殿ではありませんか、、、何か御用ですか?
今忙しいから3年後ぐらいに電話して下さい、、、じゃ〜!!」
そう言って電話を切ろうとすると電話越しに、、、
オカン
「あんたはなんでそうやって皮肉しか言えないの!!ぎゃーー!!」
ソヨヒト
「、、、、なんだ?」
オカン
「ソヨヒト!!おかーさんよ!!元気してる?ごめんなさいね!!いつまでも帰らないで、、、」
どうやらオトンはオカンに成敗されたようだ、、、
ソヨヒト
「久しぶりオカン!!俺もシルも元気だよオカンとローネさんも元気してる?」
オカン
「ふふそう〜二人が元気で安心したわ!!こっちも元気よ!!でもさっきまでピンピンしてたおとーさんがちょっと元気ないのよねぇ〜?頭さすってどうしたのかしら?」
オカンの鉄拳制裁はゲンコツだったようだ、、、
ソヨヒト
「それで今日の用件は?ただの世間話じゃないでしょ?」
オカン
「あら、、、わたしはあなたと世間話でも良いんだけどね〜
まぁ〜お年頃の息子を縛るのは悪いから要件を話すわね!!明後日なんだけど、シルちゃん連れて横浜に来てちょうだい!!みんなで久々にお夕飯食べましょ!!」
おや?オトン達は今は横浜に滞在中なのか?
ソヨヒト
「別に構わないけど、シルに確認してみるよ!」
隣のシルに話をしようとすると、、、
オカン
「シルちゃんは大丈夫よ!!ソヨヒトが行くなら来るって、おとーさんが昨日確認してるから、、、
おとーさんったらシルちゃんが心配なんでしょうね!
毎日LENE入れたり電話してるのよ!!」
なるほど、、、シルからこっちの情報を聞き出していたのか、、、だから、オトンは一向に俺に連絡をしてこないわけだ、、、
シルは俺の顔を見ながらニコニコしている、、、俺はシルの顔を見ながら、、、
ソヨヒト
「わかったよ!そっちには夕方合流すればいいんだなぁ!!場所は?、、、、、OK!それじゃ〜明後日!!」
そう言って電話を切る、、、シルが期待のこもった目で見ている、、、どうやら仲間になりたいようだ、、、
ソヨヒト
「シルはオトンから話を聞いてるんだろ?合流は夕方からで良いって!!どうする?早く行ってヨコハマデートでもするか?」
シルはニカっと笑い俺に抱きつき
シル
「デート!!デート!!ヨコハマデート!!」
そう言って喜んでいる、、、
そうとなればどんなデートプランに、、、横浜の観光地は、、、俺が腕を組んで悩んでいると、、、
シル
「豚まん!!家系ラーメン!!牛鍋!!」
どうやら食べることを考えているようだ、、、それにしてもよく知ってるなぁ〜豚まんと家系ラーメンは何となくわかるけど、牛鍋を知ってるとは、、、このエルフなかなかやりよる、、、
ソヨヒト
「そんなにいっぱいは食べれないよ!!豚まんはおやつとして、お昼はラーメンか牛鍋のどっちかだよ!!」
シルは腕を組んで瞑想をしながら考えている、、、そもそも関東風すき焼きって食べたことあるのかぁ?家系はこの辺にもあるからわかるけど、、、
そんなことを思いながらシルと二人でデートプランを考えた。




