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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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シズクとデート②(生徒会室)

シズクは俺の座るソファの隣に座り、腕に抱きつき仕切りに謝っている、、、そんなに気にしてないのに、、、。


シズク

「本当にごめんなさいねダーリン!!」


ソヨヒト

「もう大丈夫だよ気にして無いよ!!」


でも意外だった、、、異性にだらしない人間が嫌いなように感じるのになんで俺なんかと?


ソヨヒト

「そういえばシズクってなんで生徒会入ったの?」


シズクはあら?って顔をした後クスクスと笑い出した、、、。


シズク

「ダーリン去年ちゃんと生徒会選挙見てなかったでしょ?」


、、、?それって、、、あっ!!いたいた!!すげー上から目線の演説していた先輩が!!


ソヨヒト

「ごめん!!すっかり忘れてたよ!!シズクも立候補してたね!!」


シズクは、はぁ〜っとため息をついて


シズク

「わたし最近までお高く止まってたのよね〜いわゆるエリート思考みたいな?人の上に立とうする人間が、そんなんじゃなれないわよね、、、でも当時のわたしは生徒会が諦めきれなくて、、、ライバルだった会長から役員を頼まれてそれで副会長に、、、」


なるほど、、、生徒会にあまり興味が無いから真面目に演説を聴いてなかったけど、確かに民衆の立場からすれば反感持つ、、、そんな演説だった。


ソヨヒト

「シズクは確か1年生から生徒会に参加しているんだっけ?」


前にそんな話を誰かから聞いたようなぁ〜ああ、、、本人が演説で言っていたなぁ〜


シズク

「うん、、、でも副会長をやっていて感じたの、、、わたしには民意を理解する器がないって、、、そんな時にダーリンと出逢ったのよね、、、」


俺との出逢いはシズクが不良に絡まれてる時だったなぁ、、、


ソヨヒト

「あの不良に絡まれてる時?」


シズクは静かにうなずき、、、話す。


シズクは小さい頃から上流階級の人々と接する機会が多かった、当然今の学校も一部の生徒を除き、いわゆる御坊ちゃまお嬢様学校だけあって社会的地位の高い御子息が入学している。

その中でも白河財閥は屈指の一族であり、それ相応のプライドとおごりがあった。

当時高校2年の生徒会会長選でも、昔から身分が低いと見下していた幼馴染に負けるとは思ってもいなかった。

でもあっさりと負け、惨めにも敵が差し伸べた手を取ってしまった。

その後は、生徒会長になって有頂天の幼馴染の失態に、生徒会の名を汚さないようにと後始末をする日々に追われた。

結局シズクの努力も虚しく生徒会の信頼は地に落ち失意にかられるなか俺と出逢うことに、、、。


あの日、シズクにたまに起こるナンパイベントで、変な男にしつこくナンパされて言い寄られていた時、、、たまたま歩いてきたカップルになすり付けようとしたようだ、、、そこまで素直に話してくれるとは、、、。


その後はシズク曰く、俺が華麗に不良を撃退し、しかも面倒ごとまで背負ってくれたのだから、シズク的には後日俺からの苦情や見返りを求められると思っていたようだ。

けれど一向に俺がシズクの前に姿を現さないのに、疑問を感じて俺のことを調べることにしたと、、、

調べると俺の家が世界屈指の富豪の家なのに、一切それを出さない生活と温厚な人柄の家族、、、

まぁ〜俺が自分の家が金持ちって知らなかったんだけどね、、、そして俺の隣にいた美少女が入学してすぐに学校一と評判になった美少女シルTミネフトと知ることに、

気が付けばシズクは、色んなことそっちのけで、俺の知らないところでストーカーをしていたとか、、、なんとも、、、

シズクにとって俺は不思議な男に見えたようだ、学年一の学力を持ちながら、決して優等生振らない、偉そうにしない、むしろちょっと素行の悪い側の生徒をしていることに、、、


失礼な!!そんなに変なことはしてないぞ!!たまに授業をサボったり、行事に参加しなかったりしてるだけで至って普通の学生だよ!!

余談だが特待生なのに、学校への寄付金額がオトンが一番だったようで学校の先生も困惑していたとのこと、、、なら学費払えよ〜オトン、、、。


シズク

「だからダーリンを知ってから今までの自分の価値観がバカらしくなったのよね〜何よりもダーリンがすごく尊敬出来る人だってわかってからはもう〜愛しくて、、、ポッ、、、」


自分でポって言うな!!

それにしても俺の知らないところで俺が人に影響を与えていたとは、、、案外人の関係ってそんなものなのかもね、、、少なからずとも俺もシルやさおり、シズク大きな影響を受けたし、、、。


その後は下校までの時間を生徒会室でいろんな話をしながら過ごした。

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