キス、、、
さおりとシズクがまだ帰ってこない、、、
なんだろ、、、さっきの魔法の話が終わったあと、急にシルがベタベタする、、、
ソヨヒト
「シルさんや?あの暑いからあまりベタベタされると、、、」
シルは無言でエアコンのリモコンで室内温度を下げる、、、ちっ!!いらんことばかり覚えるエルフめ!!
今日のシルの服装は、黒のノースリーブサマーニットに、デニムショートパンツに、黒のニーハイソックス、、、うわ〜ヤケにセクシーだなぁ〜
最近シルはおしりのラインを強調する服を好む、、、おそらくひた隠していた俺の尻フェチがついにバレたのだろう、、、素晴らしい!!イヤイヤまずいって、、、
ソヨヒト
「シルさんや?わかってると思うけど、さっきからシルさんの暴力的なお胸さんが、オラの腕に当たってますよ?」
シルはわざと押し付けて、、、
シル
「ソヨヒトさんや?わかってると思うけど、わざとぶつけてるんですよ!!」
そう言いながら、サイドアップされた髪型の上目遣いで俺を見つめる、、、
二人の視線がそれることなく、互いを見つめる、、、シルがそっと目を閉じる、、、
とりあえず、いつものチョップをかまそうとすると、、、シルが目を開けて、
シル
「チョップ禁止!!」
、、、ありゃ〜バレてる、、、
ソヨヒト
「まったく、、、なに考えてるんだよ!!」
俺のその言葉にシルはニヤニヤしながら、、、
シル
「えっ〜ソヨヒトと同じだよ〜」
そう言って、シルは自分の唇に人差し指を当てる、、、イヤイヤ、、、こりゃ〜たまらん!!
ソヨヒト
「バカ言ってないで、、、ほら!ゲームでもするか?」
とりあえずこの雰囲気を一度変えないと、、、
そう思っていると、シルに押し倒される、、、
えっ?なに?
ソファーに仰向けで倒れる俺に、シルが覆い被さる、、、身動きが取れない、、、
シル
「前にわたしからキスしたでしょ?そろそろ返してくれない?」
ソヨヒト
「返す?」
シル
「そう〜!返して?ソヨヒトがわたしにキスして!!」
おいおい、、、どうした?
ソヨヒト
「なんでそうなる?」
シル
「わたしが一番だからよ!!」
シルの口調はいつもの妹とシルではなく、クールビューティーに変わっていた、、、表情がいつもと同じだから気が付かなかった、、、
ソヨヒト
「わかった!!とりあえず今の姿だと、どう考えてもシルに押し倒されていたキスをされる側だ!!一度起きたい!!」
そう言うと、シルは俺に被さるのをやめて隣に座り直す、、、。
俺が起き上がるとシルは再び俺の腕にしがみつき、期待のこもった上目遣いで目を閉じる、、、
はぁ〜昨日のさおりとのこともあるし、、、流石にシルも納得出来ていなかったのだろう、、、俺の意とは反するがしょうがない、、、手でシルを顎を上げる、、、目を閉じていても、シルの整った容姿は本当に綺麗だ、、まるで御伽話から出てきたヒロインだ、こんな美少女に言い寄られて、冷静を保つことの出来る男はそうそういないだろ、、、仮にシルと俺がただの義兄妹で、シルに恋人が出来て二人が仲良くしている姿を目撃したら俺は、、、
そう思った瞬間、激しい嫉妬心を覚える、、、
後のことを気にすることをやめて、シルにキスを、、、二人の唇が触れる瞬間、、、
ガチャ
ドアが開く音が、、、慌てて離れると、
さおり×シズク
「ただいま〜!!」
ソヨヒト
「おっ!!おかえり結構時間かかったな!!ありがとう2人とも!!」
さおり
「良いものいっぱい買えたよ!!シルちゃんの喜びそうなお肉もね!!」
シル
「やった〜おにきゅ〜!!見せて見せて!!」
良かった、、、邪魔されてシルは機嫌が悪くなったかと思っていたが、、、
ソヨヒト
「それじゃ〜俺はそろそろ実車教習行ってくるな!!シルは予定通りちゃんとお手伝いするんだぞ!!」
シル
「了解!!」
シズク
「、、、、」
ソヨヒト
「じゃ〜3人!!行って来ます!!」
シル×さおり×シズク
「行ってらっしゃい!!」
俺は2時限の実車教習を受けるべく部屋を後にした。
 




