いざ!コンビニ①
時計の針は15時30分なろうとしている。
11時から始めた勉強は、30分間の遅めの昼食を抜いても、4時間になる。
そろそろ潮時かぁ、、、
ソヨヒト
「よし!今日はここまで!!」
俺がそう言うと、
シル
「えっ、でも、あっ、そうねごめんなさい
こんなに時間まで付き合わせて、、、」
と、淡々とした口調のいつものシル戻っていた、、、疲れたのかなぁ?
ソヨヒト
「あ、、俺はいいんだけど、ほらぁ〜テスト前でも無いし、あまり根を詰めると、、、」
シル
「そうね、今日はありがとう」
やっぱりいつものシルだ、、、
まぁ〜疲れてちょっと不機嫌なんだろ〜
ソヨヒト
「そうだ、疲れただろ!頑張ったご褒美にアイス買ってきてやろうか?」
一瞬耳が動きかけたが、、、
シル
「いい、、、」
ソヨヒト
「あは、、、そうだよなぁ〜お昼甘いもの食べたしなぁ〜」
そう言い、立ち上がると、
シル
「一緒に行く、、、」
ソヨヒト
「えっ?」
俺は思わず声にする。
シル
「えっ、?」
シルも同じ言葉で返す。
二人で並んで近所のコンビニ向かう。
ソヨヒト
(なんで一緒についてきたんだろ?あーそうか、自分でアイス選びたかったんだ!!)
俺は難解な問題が解けた時の爽快感を味わい思わず笑みが溢れる。
シル
「にーさん?」
シルが俺を呼ぶ
ソヨヒト
「なんだい?」
シル
「えっと一つ気になったことが、、、なんで、パンケーキの事をホットケーキと呼ぶの?」
おおっ!なんだ突然!俺を試すのか?試すんだろう!兄として相応しい器が、、、フフフ甘いな!テラミスにハチミツとホイップクリームをかけたものより甘いぞ!!
ソヨヒト
「あーそれはね甘く作くられたのが、ホットケーキでそのまま食べても甘いんだ。おやつ的なものだね、パンケーキは、本来食事として考えられてるから、おかず、、、例えば、ベーコン、ウインナー、あと、スクランブルエッグとかと、一緒に食べるんだよね、、、ただ、日本はその辺がかなり曖昧で、線引きが無いとも言えるね」
ソヨヒト
(フフフ、どうだ義妹よ!!この兄の知力にひれ伏すのだぁ〜!!)
そんなバカな事考えながら、コンビニでアイスを買い帰宅した。
ちなみ俺は肉まんです。