言わせたい、、、。
夕食後さおりとシズクは、少し離れたソファーで座り相談をしている?
結局シルは二人の輪に入れてもらえず、今は俺の膝枕で半べそをかいている。
俺はそんなシルを頭を撫でてやってるが、、、
ったく、、、あいつらは、、、。
さおり
「やっぱりその手は、、、」
シズク
「ならこれは、、、」
う〜ん?なんの相談だ?
ソヨヒト
「シル、、、あの二人さっきからなに話してるんだ?」
シル
「なんかソヨヒトにしてもらうための話し合い、、、でも言い合ってる、、、ソヨヒト!あいつらがなに言って来ても、絶対に相手しないでね!!わたしが一番だよ!!わたしをいじめるあいつらに、肩入れしたら許さないからね!!」
ソヨヒト
「あいつに、肩入れって、、、」
シルは仲間外れにされて相当悔しいのだろう、、、いつも以上に俺の側を離れない、、、
さおり
「ならやっぱりシルちゃんに手助けしてもらう?」
さおりがこっちを見て話した瞬間にシルが反応する、、、まぁ〜シルは耳が良いから全部聞こえてるんだろ、、、
シズク
「そうですね、、、やむを得ませんね、、、」
卒然シルの顔から笑顔が溢れて、そのまま起き上がり、二人の元に駆け寄る、、、なんだなんだ?
シル
「おやおやお困りのようですね〜!!」
シルは特げに話をするが後ろ姿しか見えないので、表情は読み取れない、、、
さおり
「まったく〜あんた聞こえていたんでしょ〜説明はしないわ!!仲間に入れてあげるから手伝いなさい!!」
シズク
「シルちゃんいじめてごめんなさいね!お願い出来る?」
二人の言葉にシルは力こぶを作り、、、
シル
「おっね〜さんにまかせなさ〜い!!」
あれはうさぎのねーさんのポーズだなぁ、、、いや、、、残念な妹の方か、、、?
こうして3人仲良く俺を除いての密談が、、、。
しばらく3人でああだこうだ言って、最後は仲良くスクラムを組ん掛け声をしている、、、なんかあいつらって、わざと美人を台無しにしてるよな、、、
意を消した表情でシルとシズクが俺の隣に座る、、、なんだ?シズクが甘ったるい言葉で、、、
シズク
「ダーリン〜わたしってあなたのなんなの?」
なんだ?いきなり、、、
ソヨヒト
「、、、エッチで変なおねーさん?」
シズクは夏の甲子園で敗れ去った高校生の様な失意の顔で、膝から崩れ落ち、、、そして、さおりと席を変わる、、、だからなんなのよ?
バトンをタッチされてさおりが、一呼吸を入れてから、、、
「ソヨヒト!!あんたわから、、、あっ、、、間違、、がえた、、、」
さおりは得意のツンデレを繰り出すが、どうやら言葉を間違えた様で、、、
シズク
「フフっ、、、自分で言っちゃとはね〜」
シズクが失意の顔のまま、さおりを小馬鹿にしている、、、さおりは頭を抱えてうつむく、、、大丈夫か?
そんな二人を横目に、さっきからお腹を抱えて笑うシル、、、人きしり笑ったシルが真面目な顔の上目遣いで、、、
シル
「あのね、、、ソヨヒト、お願いがあるの、、、」
どうやらシルは小手先の技は使わないで、真っ向勝負で挑むらしい、、、いや〜シルの上目遣いは技か?
ソヨヒト
「どうしたの?」
シル
「あのね、さっきわたしを助けてくれた時、ソヨヒトわたしのことを、俺の女って言ってくれたでしょ?」
ソヨヒト
「恥ずかしいけど、、、思わずな!」
シル
「それでね、わたしその言葉にすごく嬉しかったの、、、だからもう一度言って欲しいんだけど、、、」
まぁ〜大方予想はついていた話だけど、、、
ソヨヒト
「別にいいけど、、、そんなので良いの?」
俺の言葉にシルは満面の笑みと、同時に二人の、、、
さおり×シズク
「えっ〜なんで、、、」
そんな言葉がリビングにこだました、、、。




