それってここまで引っ張るもの?①
部屋に戻るとさおりとシズクがアイスを食べていた、、、あ〜これは食いしん坊シルが絶対欲しがるぞ〜!!
ソヨヒト×シル
「ただいま!!」
さおり×シズク
「おかえり!!」
とりあえず二人の対面のソファーに座ると、当然の様にシルが俺の隣に座り、
シル
「ソヨヒト!なんか冷たいものでも飲む?持ってきてあげる!!」
はいはい持ってくればいいのね、、、えっ!!
シルが持ってくる?今持ってくるって言った?
ソヨヒト
「あっ、、、じゃ〜お願い、、、」
なんだ?シルは笑顔でキッチンに、、、鼻歌までして、、、二人もシルの異変に気付いている様で無口でシルに視線を送る、、、、戻ってきたシルから飲み物をもらう、、、
ソヨヒト
「シルありがとう!!」
シルは待ってましたと言わんばかりの笑顔で、対面に座る二人に向かって、、、
シル
「いいのよ〜ソヨヒト!!だって
わ た し は あなたの女なんだから♪」
と、得意げに言う、、、おまっ〜!!
それを聞いた二人が同時にアイスのスプーンを落とす、、、なんで?
さおりがうつむきながら、、、でも、明らかに殺意のある声で、、、
さおり
「ソヨヒト、、、あんた教習は?いったいなにを乗ってきたの、、、」
シズクも同じ雰囲気で、、、冷たい視線を送りながら、、、
シズク
「つまり今まで二人で、、、二人だけで、、、」
あ、、、察した〜つまり二人は俺の隣でドヤってるバカエルフと、ことを致していたと勘違いしてるんだ、、、ほんと〜このバカエルフはいらんことばかり、、、
ソヨヒト
「二人とも落ち着こう!!君たちは今このバカエルフに騙されているぞ!!相手にしたら負けだぞ!!」
シル
「ちょっと失礼だよ!!ソヨヒトちゃんと いってたでしょ〜 わたしで!!」
再びさおりとシズクが いってた の言葉に反応する、、、おいおい、、、お前はそうやってすぐに勘違いされるいいかたする!!
ソヨヒト
「いってた、じゃ〜ね!!言ってた、だ!!あとわたしで、じゃ〜ね!!わたしに、だ!!」
さおりが無言で落としたスプーンを拾い、
さおり
「ソヨヒト!安心してシルちゃんが妄言を言ってることは、ちゃんとわかってるから、、、」
イヤイヤちゃんとわかってる人は、暗殺者がナイフ持つ時の、持ち方をスプーンでする?どう見ても食べずらいよ〜ほらほら睨まない睨まない、、、
シズク
「そもそもなんでシルちゃんが、俺の女
発言なんですか?」
シズク〜鋭いツッコミを入れるなよ!!ついだよ、、、つい!
ソヨヒト
「本当に大変だったんだよ、、、夕飯作るから詳細はシルから聞いてくれ、、、」
俺は説明を放棄してキッチンに向かう、、、。
夕飯を作りながら3人を見ていると、、、
シルがなにやら得意げに話をしている、、、
あっ!!なんかさおりの機嫌が悪いぞ、、、
やっぱり、、、シルがさおりに襲われてる、、、
さおり清楚系装ってるけど結構短気だからなぁ〜
なるほど、、、シズクは知らんぷりか、、、
おいおいシルよこっちくるなよ〜
シルは半べそで俺のところに来る、、、。
ソヨヒト
「どうしたの?」
シル
「あいつわたしをいじめる、、、嫌い!!」
さおりもこっちにやって来て、、、
さおり
「あんたがいい加減な事ばっかり言うからでしょ!!」
シルがさおりに話した説明はこうだ、、、
.麗しきシル姫が変な悪党に絡まれる
.麗しきシル姫は怖くて怯えていたその時!!
.白馬に乗った王子様が(ソヨヒト)が颯爽と助けに来てくれる。
.王子様が悪党を退治して、、、「俺の女に手を出すな!!」と、言ってシル姫を連れて立ち去るのだった、、、。
うん〜なるほど!!着色がひどいな〜白馬はどこから現れた?
ソヨヒト
「シル〜そりゃ〜さおりも怒るよ!!」
さおりはうんうんとうなずく、、、
ソヨヒト
「大方は合ってる?けど、流石に白馬と王子様はね〜」
俺がそう言うと、さおりが反応して俺を見る、、、なんだ?
さおり
「ソヨヒト、、、白馬と王子様じゃなくて、、、あんたそんなこと言ってないでしょ?」
ソヨヒト
「、、、なんのこと?」
シル
「だから言ったって!シルは俺の女だ!!って」
シルは得意げに話す、、、。
ソヨヒト
「それは、、、ほら言葉のあやっていうか、、、その場の流れ?雰囲気?」
気がつくとシズクもこの場に居て、ビックリした表情をしている、、そしてさおりとシズクが相談を始める、、、
さおり
「シズね〜どうする?これ自覚無いパターン?」
シズク
「そうねでも心理的には、、、」
なにやらシルもその輪に入ろうとするが、二人に拒まれてる、、、なにやってるんだ?お前ら、、、?