バカエルフ②
ソヨヒト
「シル!!お前はなにも分かってない!!
いいか!お前の存在は危ういんだよ!!
この世界はお前が思っている以上に残酷だ!!せっかく向こうの世界から逃げてきたのに、お前はこっちの世界でも追われたいのか?」
シルやっとことの重大さに気がついたのか、
シル
「ご、、、ごめんなさい、、、。」
ソヨヒト
「過ぎたことはもういい、、、でも、シルは自分の価値をもっと考えるべきだ、他人がそれを知れば良くも悪くも利用しようとする輩も現れてくる、、、今回はさおりとシズクだから良かったけど、もしこれが悪意の第三者で、シルの秘密を知りそれを利用してシルをゆするなんてこともあるんだぞ!!」
さおりもシズクもうんうんとうなずく
ソヨヒト
「いいかい?シル、、、さおりもシズクも信頼に足りない人物じゃない、だからと言って全てを曝け出すのは別の話だ、シルが二人を信頼しているから話すのはわかるが、二人に余計な物を背負わせることも必要ないだろ?」
シル
「はい、、、おっしゃる通りです、、、」
こいつ本当にわかってるかな?
ソヨヒト
「もし、今後もこんな感じのことがあったり、迷うことがあるなら遠慮なく、俺に相談して欲しい、、、俺はそのためのお前の恋人だろ?」
シル
「うん!!ソヨヒト大好き!!」
そう言ってシルが飛びついてきたが、、、
さおり
「あらあら、、、随分と見せつけてくれるじゃないの?(怒)シルちゃん?あんたそれマッチポンプよ!!」
シズク
「あの〜 一応対外的には私が恋人なんですけど、、、(怒)」
シル
「しっし!!寄るなドロボウネコ1号2号!!
今は わ た し と、ソヨヒトで愛を確かめ合ってるんだから!!」
ポカン
三度シルはうずくまって頭をさすっている、、、学習しない〜バカエルフ!!
シル
「ちょっと!!いくらなんでもやりすぎだよ!!せっかく今日頑張って覚えたお勉強!!ソヨヒトのせいでわかんなくなったじゃん!!」
このガキャ〜この後に及んで悪態つくか〜!!
それにこの二人もいちいち要らぬことを!!
ソヨヒト
「ほう〜!!それは申し訳ない!!なら今から徹夜で俺が教えてやろう!!このバカエルフ!!」
俺の不的な笑みに、シルの顔が引き攣り、、、
シル
「いや〜あれ?なんか思い出してきた!!うん!!大丈夫!!大丈夫!!良かった!良かった!」
ソヨヒト
「問答無用じゃ〜!!それと貴様らも道連れじゃ〜!!」
シル×さおり×シズク
「ひ、、、ひ〜!!」
こうして、シルの巻き添いをもろに食らって、2人もソヨヒトのスパルタ授業を受けるのだった、、、。