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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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異世界こぼれ話⑱ 詠唱と無詠唱

シル

「つまり!私は無詠唱で魔法が使えるから、上級魔法使いになるの!!」


ノリヒト

「へぇ〜すごいね!!ところでローネさんは?」


ローネ

「私は賢者と称されますね」


ノリヒト

「以前も聞きましたが、現段階でローネさんより高位の存在は?」


ローネ

「居ませんね、同等が数名程度だけかつてなら、、、私の元夫、、、つまりシルの父親ソルが、、、」


ローネはそう言って俺の顔を見る、、、俺に気を使っているのか?


シル

「大賢者だったんだよ!!すごいでしょ!!」


シルは父が誇らしいのか鼻高々に話す。


ノリヒト

「そうなんだ!!きっとシルちゃんも、偉大なお父さんとお母さんの血を受け継いているから、ゆくゆくは大賢者になるんだろうね!!」


なぜかそんなシルちゃんの姿を想像すると無性に嬉しくなる、、、やはり息子と歳が近いからだろうか?


シル

「うん!!見ててね!!ノリヒトさんが生きてるまでになってあげるね!!」


ノリヒト

「それは楽しみだね!!ところで、上級魔法使いと賢者と大賢者の違いはなんですか?」


ローネ

「明確な違いとして、無詠唱、術式、極大魔法です。」


ソヨヒト

「極大魔法?、、、つまりメドローア?」


ローネ

「、、、メドローア???

、、、はい?、シルのように無詠唱者は上級と言われ、私のように術式によって新たな魔法を作るものを賢者、そして極大魔法とされる術式による魔法の使用、または作り出すものを大賢者と、、、」


ソヨヒト

「その極大魔法とは?」


ローネ

「元夫、、、そのあの人から聞いた話しなので、正確には確か、、、大いなる意志と、願い、理の外、そして術式と詠唱だったかと、、、。」



ノリヒト

「意志、願い、理、術式、詠唱?、、、無詠唱ではダメなのですか?」


ローネ

「詠唱とは、魔法発動の簡略化みたいなもので、魔力を込めて唱えれば発動されるものなのですが、、、」


ローネは目を閉じて空中に小さな魔法陣展開して、、、


ローネ

「我願う、、、古より我らに流れる大いなる力よ、、、我が想いを、、、再び其方の元に我降臨せし、、、」


詠唱が終わると魔法陣は消え、そして何も起こらなかった。


ローネ

「ちょうどよかったわ、、、シル、これはあなたの父が私に一度だけ見せてくれた極大魔法です。」


シル

「これが、、、お父さんの、、、」


ローネ

「残念ながら私には発動させられません、、、いつもこの様に失敗します、、、おそらく詠唱が、、、あの時あの人も失敗したと、、、

でもあの人は光に包まれて、、、、!!」


感慨深く話していたローネが俺の顔を見る、、、そして笑みを浮かべる。


どうやら俺の元に嫁ぐと言っているのに、旦那さんに対する未練を申し訳ないと思ったのだろう、、、そんなの気にしてないのに、、、

そもそも、俺の元に来なくてもシルはしっかりと俺が守る、、、そう決めたし彼女達にもそう伝えた、だから俺の元に来なくてもいいと断りもいれた、、、でも、シルが心配なのだろう

ローネは頑なにそれを拒んで、俺の元とに来ると言う、、、まぁ〜向こうの世界に行けば、シルとローネの身に危険は無くなる、、、そうなれば、向こうで新たなる出逢いもあるだろう、、、。


ノリヒト

「今日はありがとうございました!!

また、なにかありましたら教えてくださいね!!」


シル

「うん!!任せてね!!」


ローネ

「はい!喜んで、それで、、、その、、、本日はもう帰られてしまうのですか?」


ノリヒト

「あっ!!すいません!!手土産ですね!!今日はこれ、、、!!」


ローネ

「いえ、、、そうでわなくて、、、今日は村に泊まっていけますの?、、、あら美味しそう!!せっかくだからシル!!いただきましょう!!」


シル

「わーい!!ノリヒトさんありがとう!

!」


うんうん!!やっぱり二人の笑顔はいいな!!





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