シルの罰
シル様はご立腹のご様子、、、とりあえず隣に座る。
シルはわかりやすく頬を膨らませて、怒ってますアピールで俺を見る、、、。
さてさて、、、シルのご機嫌取り?イヤイヤここはビシッと裏切り者に言ってやらねば!!
俺は真剣な顔でシルを見ながら、
ソヨヒト
「それでシル?なんか言うことありませんか?」
シルは俺の真顔と冷静な口調に、今はわがままが通せないと悟ったようで、シルは真面目な顔で、、、
シル
「、、、ついつい誘惑に負けて話してごめんなさい、、、」
あら!意外とあっさり非を認めた、、、
まぁ〜あんまり怒って無いけどね!!
ソヨヒト
「そうだね!!約束を破るのは良く無いね!!さおりとシズクには悪いけど、ここはあくまでもバイクの教習に来てるんだよ!!だから誰にも邪魔されないように、シルにも二人にも秘密にしていたんだ!!仮に俺がここに遊びに来ていたなら、シルがそれを二人に、バラしたと言うなら、しょうがないとう思う、、、俺の言いたいことわかるよね?」
シル
「、、、はい、、、ごめんなさい」
前から思っていることだが、シルはわがままだけど、状況の使い分けが上手い、、、今回のケースはシルとの押し問答も想定していたがあっさりと自分の非を認める、、、ある意味すごい能力だ!!
ソヨヒト
「まぁ〜過ぎたことだから次回は注意してね!!それと、さっきのLENEは二人を煽り過ぎだよ!!」
シル
「それは、、、でも、、、」
ソヨヒト
「結果的に二人は嫌な思いをして、その二人の愚痴を俺は2時間も聞かされた、、、」
シル
「でも、、、それって、、、」
ソヨヒト
「そうだね、どっちかっていうと、今回はシルが出汁にされた感じだと思うよ!!でも、きっかけを作ったのは他でもない、シルだ!!」
シル
「、、、はい」
ソヨヒト
「だから今回は少しシルにお仕置きをしないといけない!!今日から三日間は外出禁止とお勉強しましょう!!」
シル
「えっ〜ブー!!」
ソヨヒト
「ブー垂れてもダメ!!少しは反省しなさい!!そうじゃなきゃ落とし所がつかないだろ?」
シルは不満そうな顔をしている、、、なんか目もうるうるしてるぞ、、、泣くのか?
シル
「、、、はい」
ソヨヒト
「うん!えらいぞ!!」
こうしてシルの罰が決まった。
まぁ〜我ながら甘いとも思う、、、だって今日からって言っても、もう夜だし、、、実質的二日間の外出禁止だ!!当然明日からの学科の参加も禁止と伝えると、
シル
「え〜学科は勉強だよ!!施設内だから外出じゃないでしょ!!」
ソヨヒト
「ムムッ!!一理あるな、、、まぁそれなら学科許可するけど実車の見学はダメ!!」
シル
「ロビーで勉強しながら見るのは?それならいいでしょう?」
そんなに見ていたものかね?それともおサボり?まぁサボるとしても部屋でサボるとロビーでサボるでは大差がないか、、、エアコンも効いているから、そっちの方がより安全だしな
ソヨヒト
「まぁ、、、それならいいかな?」
シル
「よし!!」
ソヨヒト
「バイク見るのそんなに好きなの?」
シル
「う〜ん?説明が難しいんだけど、、、まぁ〜簡単に言うと、ソヨヒトが好きだから、ずっと見てたい、、、みたいな?」
ソヨヒト
「なんだ?それ?」
シル
「まぁ〜ちゃんと話した方がいいかなぁ?」
それはシルがいつも俺と一緒に居たい理由だった、、、。