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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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デートですよデート(那須編)①

リビングのソファーでシルを待つ、シル曰く今日のデートの為の、勝負着でソヨヒトをメロメロにすると息巻いて、俺が居る部屋で着替えようとしたので、1発引っ叩いて隣の部屋で着替えさせている。

あいつ絶対わざとやってるよな!!


着替えを終わったシルがリビングに入ってくる。


シル

「どう?私の勝負服は?」


シルの勝負服は白の麦わら帽子に、全体が水色の花柄ノースリーブロングマキシマムワンピース、さらに夏らしさを彩る黒のヒールサンダル、、、って部屋で履くな!!


ソヨヒト

「うん!!すごく大人っぽくっていいね!!

完全にドストライクゾーンのコーデだよ!!」


シルは俺の言葉が嬉しかったのか、ガッツポーズを決める、、、おいおい大人の女性はどこ行った?


シル

「ふふ!!この服はさおね〜と、ソヨヒトの好みを研究して選んだ服なんだ!!

さおね〜は同じコーデで色違い!!ちなみに色は内緒!!さおね〜が着るのを楽しみにしててね!!」


ソヨヒト

「まぁ〜俺の恋人はなんていい子達なんでしょ〜!!感謝!感謝!

さて、タクシーが着く頃だからぼちぼち出ようか?」


シル

「うん!!どこに行くの?」


ソヨヒト

「まずは朝飯だね!!」


受付のコンシェルジュのお姉さんに挨拶をして出かける事を伝える。


綺麗なお姉さん

「おはようございますソヨヒト様、シル様、タクシーのご準備が出来ております。

ノリヒト様のご指示により、シル様の外室の際は、貸し切りタクシーを手配するように仰せつかっております。

よって本日のタクシーは一日貸し切りで手配しております。

また、奥様よりソヨヒト様の普通自動二輪教習料金のご返金依頼がございましたので、ソヨヒト様のお口座にご返金させて頂いております。

以上となります。それでは行ってらっしゃいませ。」


ソヨヒト

「ありがとうございます、、、行ってきます。」


うんすごい、、、全く隙のない大人の女性だ、、、。


玄関を出るとタクシーは止まったおり、運転手に名前を尋ねられたので答える。


確かタクシーはレディファーストなんだけだど、シルはロングスカートだから、、、


ノリヒト

「俺が奥に行くね!!」


そう言ってタクシーに先に乗る。


タクシー運ちゃん

「どちらまで行かれますか?」


ソヨヒト

「この辺で朝食を摂れるところありますか?」


タクシー運ちゃん

「そうですね、おしゃれに過ごすならホテルの朝食、手軽にするならカフェがあります。」


ソヨヒト

「うんせっかくだからホテルでお願いします」


タクシー運ちゃん

「かしこまりました。」


車を10分も走らせないで目的地に着く。


タクシー運ちゃん

「着きました。ここでお待ちしております。」


ソヨヒト

「ありがとう!!」


ホテルの朝食はブッフェとなっており、席に座ってシルに言う。


ソヨヒト

「ここのバイキング形式はちょっと特殊だから気をつけて!!」


シル

「そうなの?」


ソヨヒト

「それじゃ〜説明するね!あそこに並んでいる料理は、お皿に好きなものを乗せてOK!!おかわりも自由、ただし必ず野菜を一品乗せないといけないルールになっているからね!!あと、食べ残しもダメ!!」


どさくさに紛れて野菜嫌いのシルに嘘をつく。


シル

「、、、了解です!!」


ソヨヒト

「それじゃ〜取りに行こう!!」


俺は一通り見て、クロワッサンととハム、サラダ、適当な一品料理、牛乳をお盆に乗せて自席に戻る。


程なくしてシルが戻ってくると、、、やっぱり、、、シルのお皿はスイーツで溢れていた、、、全部食えるのか?そんな俺の心配をよそにシル顔から笑顔が溢れ、お皿からケーキ、ゼリー、プリンが消えていく、そして、笑顔が消えて嫌そうな顔で少量の野菜を食べる。

見事に完食したシルは再び、お皿を持ってブッフェを求めて旅立って行った!!


ソヨヒト

「さて!俺も旅立ちますか!!」


お盆を盛ってパトロールをしていると、シルが睨めっこしていた、、、どれどれ?なにと悩んでいる、、、あっなるほど!!嫌いな野菜ね!!


プラプラしたあと、デザートを取り席に戻る。

シルは席で、焼きそばとスクランブルエッグ、大量のベーコンとウインナーを食していた。

おい!1周目と2周目の献立逆だろ、、、あれ?野菜は、、、あっ!!ポテトサラダね!!


ソヨヒト

「シ〜ル〜!!野菜は?」


シル

「ソヨヒト嘘ついた!!お店の人がそんなルールないって!!」


ソヨヒト

「そうだよ!!でもこれは俺との約束なの!!」


シル

「え〜聞いてない!!ずるい!!」


シルはプンプンしながらブッフェを楽しんでいた。


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