家庭教師③
さて、頑張ってるシルに、ご褒美を込めて作りますかぁ!!
本当はおやつ用に、買っておいたんだけど、
あのバカのせいで、、、まぁ〜おやつは考えるとして、本日の昼食はパンケーキ!!
卵を数個、黄身と白身に分けます。
白身を空気を入れてよく混ぜます。
黄身とパンケーキの元、バニラエッセンスをぶち込み、牛乳に混ぜます。
液体とメレンゲを合わせて混ぜます。
(混ぜ過ぎ注意!!)
フライパン中火と弱火の中間で温めて、バターを薄くひき、パンケーキの元を高い位置から落とし入れます。
弱火にして、適当に焼けたら、適当にひっくり返して両面適当に焼きます。
いい匂いがしたらお皿に乗せて、少し冷まします。程よい温度になったら、缶詰のミックスフルーツを乗せる、その上にホイップクリームをドバッと乗せて、さらにミックスフルーツと缶詰さくらんぼを乗せて出来上がり!
お盆に、パンケーキとナイフ、フォークを乗せて、テーブルへ!
ちなみに、最近居間のテーブルが変わりました。
以前は、大きな四角テーブルだったけど、
オトンのわがままで、丸の大きなちゃぶ台に、さっき気になって少し持ち上げてみたら、
意外と丈夫で重たく、無駄に高級感のあるものだった。
これなら非力のオトンには(笑)、、、無駄な高級感からしてチョイスはオカンだなぁ?
また、実家におねだり?
いいよね〜実家が太いと、、、
シルは俺の姿を見ると、目の前のノートと教科書を隅に置いた。
(俺が料理してる間も勉強してたのかぁ、偉いな、、、)
ソヨヒト
「はい!お姫様、ご所望のパンケーキでございます!!」
俺はいつものドヤ顔で言う。
シルは笑顔を隠しながら
シル
「あ、ありがとう、、、いただきます」
と、パンケーキに向かって言い、一口サイズに切り分ける。
(パンケーキにお礼しないで俺にも言って!)
流石のクールビューティーシルさんも、甘いものが、口に入ると笑顔がこぼれ、耳もピクピクする。
(この瞬間が好きなんだよなぁ〜)
シルはある事に気がつき俺を見る。
ソヨヒト
「あ〜ほら、さっきシルの朝ごはん食べたばっかりだろ?あんまりお腹空いたなくてね!」
そう言うと、一瞬シルに笑顔を見せるが、すぐに引っ込んだ、、、
(早っ!)
ソヨヒト
「じゃ〜俺飲み物とってくる、シル紅茶がいい?」
シルはパンケーキを口にしながら、コクコクとうなずき、耳もピクピクと動いていた。