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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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二人の夜

プールで遊んだ後、軽くシャワーを浴びて、二人で夕飯を作った。

珍しくシルが料理を習っている、、、あの食べ専がねぇ〜しかも!!なんと言うことでしょ〜あのシルさんが、片付けも手伝ってくれるなんて、、、。


その後、二人でソファーに座りスマホをいじる。

シル俺の膝枕の上で煎餅をパリポリしながらスマホをいじり、俺のズボンに煎餅のカスをこぼす、、、。


ソヨヒト

「よし!!運極250体達成!!」


俺は喜びに満ち溢れ、思わずガッツポーズをすると、


シル

「ソヨヒトそれ好きだよね!!いつもやってるね!」


シルは動画を見ている様で、わずかに音が聞こえる。 


ソヨヒト

「そうだね!シルはいつもなに見てるの?」


シル

「う〜ん、、、いつもはねこちゃんかなぁ?でも今はほら!!」


そう言って起き上がり画面を俺に見せる、画面に映るのはついさっきの俺の実車教習の姿だった、、、っておい!!


シルは俺の前に座り俺にもたれながら、俺の教習動画を見る、、、俺はお前のイスか?俺はシルの背後から自分の教習動画を見る、、、なんとも恥ずかしいなぁ〜!!


ソヨヒト

「シル〜こんな下手くそな運転恥ずかしいから撮らないで欲しいよ〜!!」


シル

「そんなことないよ!!ソヨヒトの運転かっこいいよ!!ほら!!」


シルが俺の運転を褒めてくれた矢先に動画の俺はエンストをする、、、


シル

「、、、、」


ソヨヒト

「、、、、」


シル

「、、、、ね!」


ソヨヒト

「ね!じゃねーよ!!めっちゃ良いタイミングだったな!!」


シル

「あはは!!おもろ!!」


ソヨヒト

「、、、、おのれ〜!!」


シルは手を広げひと伸びして、ズルズルと滑り落ち器用に体をスライドさせて、また膝枕の体制になる、、、なんとも器用なこと、、、シルと目が合う、、、無言で互いを見つめる、、、シルが目を閉じて口を少し尖らせる、、、こいつ何考えている、、、。

シルのおでこにデコピンをお見舞いする、、、。


シル

「痛い!!ブー!!空気の読めない奴め!!」


ソヨヒト

「俺のエンスト動画からどんな展開だよ!!」


シル

「ブー!!」


ソヨヒト

「そうだ!!シルせっかくだからテラスで星を見ないか?」


シル

「星?、、、う〜ん、、、見える?」


ソヨヒト

「そうだね、那須高原は星空が綺麗なんだって、俺らの住んでる東京とは大違いだよ!!たぶん、、、」


シルと二人でテラスに出る。

周りに民家が少ないので、確かに星もよく見える。


ソヨヒト

「向こうの世界でも星を見ることってあるの?」


シル

「う〜んあんまりないかなぁ〜夜は魔物を出るし、みんな早く寝る」


ソヨヒト

「俺らの住む東京も約80年前は、戦争で焼け野原になってなにも残らなかったけど、星空だけは綺麗だったて聞いたことがある。」


誰が言ったのか?誰に聞いたのかは覚えていない、、、でも印象に残る言葉だった、、、思わず口にする。


シルは星空を見ながら何かを睨んでいるような眼差しで、


シル

「ソヨヒトたちはズルいね、、、」


はて?なんでシルは機嫌が悪いんだ?



ソヨヒト

「ズルいの?」


シルは俺を見ることなく宇宙を見ながら向こうの世界の話をする。


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