シルは同級生
せっかく朝昼夕付きの合宿所なんだから、せめて朝食は食堂の朝食をっ思ったが、所詮は合宿、、、流石のシルもしかめっつらだ、、、。
朝食後、部屋のソファーに座り
ソヨヒト
「さっきコンシェルジュに聞いたんだけど、言えば食材を調達してくれるって、だから今日の昼から自炊しよう!!」
シル
「やった〜!ありがとうソヨヒト!!ちょっとあれが2週間は辛いよ〜」
俺はそこまでこだわってないがシル曰く
シル
「貧しく美味しくない食事は一生分食べました!!全ての食事は美味しく楽しく幸せであれ!」
だそうです。
そのうちシルは相棒たき◯を連れてドンパチするのかな?
そんなわけで初めての学科をシルと一緒にGO!!教室の席は自由席となっているので、前側の席にシルと一緒に座る。
後ろから明らかにシルのことを話す声が聞こえてくるが、そんなのはいつものこと、シルと一緒にいればそんなことは気にもならなくらるぐらい多い、当然シル本人もそんなことは気にもしていない、、、それどころか、席に座ってすぐに、シルの長い髪で俺の鼻をこちょこちょしてイタズラしている、、、。
ソヨヒト
「こら!そろそろ始まるよ!ちゃんとして!!」
講師がやってきて、淡々と授業が始まる。
正直、俺は事前学習をしていたので、わからないことが無い、でも、交通事故の事例などは役に立つ、真面目に聞いている俺を横目にシルは事あるごとにちょっかいを出す。
俺の教本に落書きしたり、ほっぺをツンツンしてきたり俺をじっと見ていたり、、、
お前何しに来たんだ?
そんなこんなで午前中が終わった。
午後の実技までの1時間半の休憩は、部屋に戻って昼食を作る。
コンシェルジュに事前に依頼していた玉子、ハム、チーズ、レタス、トマトと、各調味料、サンドイッチ用のパン!!お手軽サンドイッチの出来上がり!!
珍しくシルも手伝ってくれたので早く作れた。
嬉しそうにサンドイッチを頬張るシルに、
ソヨヒト
「そういえば今日はなんで手伝ってくれたの?」
シル
「だってあまり時間がないでしょ?」
なるほど!!俺のために協力してくれるんだなぁ〜そう密かにジーンと、していたら、、、
シル
「食べたらイチャイチャするよ!!」
ソヨヒト
「、、、、オッス、、、。」
なんだ〜そっちかぁ〜その後、昼食片付けをしてクーラの効いた涼しいリビングのソファーに座りながら、シルは俺に抱きついてい、ゴロゴロしていた。
午後の初めての実車教習、シルは本当に木陰で俺の実車教習を見るらしい、、、
一時限は走ることなく、基本的な教習で終わる。
続け様の実車教習の休憩時、シルの元に行く。
シル
「お疲れ様ソヨヒト!!運転しなかったね!」
ソヨヒト
「お疲れシル!!そうだね!次はいよいよ運転するよ!!それよりも暑くないか?クーラーの効いた所で涼んでたら?」
シル
「ううん、それじゃソヨヒトのかっこいいとこ見れないよ!!私は平気それよりも、ソヨヒトの方が厚着だよ!!平気?」
ソヨヒト
「そうだね!汗でぐっしょりだよ!!じゃ〜水分とって戻るね!!シルも水分取れよ!!」
シル
「うん!!ソヨヒト!ガンバ!!」
俺は駐輪場にあるウォータークーラーで水分を補給して再び実車教習をする。
何度もエンストを経験しながらも、憧れだったバイクにまたがり、楽しい時間はあっという間に過ぎた。
今日の教習が終わりシルのいた木陰を見る、シルは先ほどと変わらず木陰にいた。
俺は手を振りながら
ソヨヒト
「シル〜!!お疲れ様!!」
シルも俺に手を振り笑顔で歩み寄り
シル
「ソヨヒトお疲れ!!かっこよかったね!!はい!これ!!」
そう言ってペットボトルのスポーツドリンクを渡される。
ソヨヒト
「ありがとう!!助かる!!」
俺は喉を鳴らしてスポーツドリンクを飲み干す、、、うまい!!
スポーツドリンクは程よく冷えていた、おそらく頃合いを見て買っといてくれたのだろう、、、。
ソヨヒト
「ふう〜ありがとうシル!!生き返ったよ!!
シルもちゃんと水分取ったか?」
シルはにっこりと笑いながら、
シル
「さっきかき氷食べた!!美味しかったよ!!」
シルの話だと、どうやら受付で無料でかき氷とスポーツドリンクがもらえるとのこと、まぁ〜こんなに暑いんだ!!それはとても助かる話だ!!
ソヨヒト
「そうか!良かったね!今日の教習はもう終わりだ!!また一緒にプール行くか?」
シル
「うん!!行こうソヨヒト!!」
この後、夕涼みを兼ねて二人でプールで遊んだ。