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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第1章 無駄に長い序章
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家庭教師②(シル視点)

約束の時間になっても、にーさんは出てこない。


昨日は夜遅くまで、勉強をする音が聞こえていた。


にーさんはなんでも出来るのに、すごい努力家だ。


学校に通いながらバイトと、私の家庭教師もしてくれる。


学校に通う様になって、あらためて大変な事だと知った。


にーさんがバイトをしている理由が、気になって、義父さんに尋ねたら、、、。


オトン

「さぁ〜?昔の俺のマネ?、おかーさん何か知ってる?」


オカン

「いえ、知りませんよ、、、私はてっきり、おとーさんの教育方針で、昔のおとーさんの様に苦学生をさせているんだと、、、。」


お母様さんも理由らない様だ。


オトン

「イヤイヤ、かわいい息子なそんなこと、させないよ〜」


お義父さんがそう言って、、、。


オカン

「そうですよね、そうそうあの子偉いんですよ、バイト代から毎月3万も渡してくれるの」


と、嬉しそうに言うお義母さん。


オトン

「へぇ〜それはすごいな!さすが自慢の息子!!」


と、お義父さんは嬉しそうに褒めていた。


結局、にーさんがバイトをしている理由は不明で、多田野家の七不思議の一つと、されている。


あれから1時間過ぎた。


頑張ってるにーさんには、もっと寝ててほしいけど、また夜遅くまで起きる事にもなるし、明日から学校も始まるし、そう思いながら、、、。


にーさんの部屋入る、、、まだ、、、寝てる、、、かわいい、、、あっやば!にーさん起きた。


シル

(きゃ〜!寝起きの、にーさんかわいいい!!)


早く逃げないと、顔が赤くなってるのがバレる!!


以前にーさんが、好きと言ってくれたスクランブルエッグを作った。


正直、お料理は苦手で、にーさんみたいに作れない、でも最近は少しずつお料理も勉強している。


そもそも、エルフ族はシンプルな料理を好む傾向が強い、以前の私もそうだった。


正確には料理の知識が無かった、いや料理を楽しむ文化が芽生えなかった。


数百年も戦争をしていれば、その日の食糧に困る事が当たり前の世界、そんな概念は無い、、、。


だからだろう、こっちの世界に来てから私の味覚も大きく変わった。


スクランブルエッグを食べて、にーさん美味しいと言ってくれた、、、嬉しい、、、もっとお料理がんばろ!!


勉強は大変だけど、この時間が一番好き、

にーさんを近くに感じられるし、頑張れば褒めてくれる、、、あーもう昼を過ぎた、、、時間の流れが早いなぁ〜、、、。


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