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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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シズクと図書館デート①

シズクとの待ち合わ場所に到着する。

落葉樹の木を囲む円状のベンチに、ワイドつば麦わら帽子に、白のオフショルダーのワンピースを着たシズクが、夏の日差しを避けるように、木漏れ日の中で本を読む、その姿はまさに大人のお姉さんだ。


ソヨヒト

「こんにちわ!そこの美人なお姉さん!!良かったら一緒に図書館に行きませんか?」


俺の言葉にシズクは顔をあげ、俺を見て笑みを見せる。


シズク

「ふふ!あらあらナンパですか?困りましたね〜どうしましょう?」


シズクはクスクスと笑いながら話す。


ソヨヒト

「誰かと待ち合わせでしたか?」


ベンチに座るシズクの顔を覗き込む、、、

シズクは人差し指で俺の鼻ツンツンしながら


シズク

「あらあら!よく見たらわたしの待ち合わせ相手は貴方でしたね!!こんにちわ!!ソヨヒト!!」


流石は大人のお姉さん!!さおりなら顔を真っ赤にしてタジタジなのに、、、上手い返しをしてくる。


ソヨヒト

「でわでわお姉さん!!行きましょう!!」


俺がそう言うとシズクは、スーっと手を差し出す、、、なるほどエスコートってやつですか流石お嬢様!!

俺がシズクの手を取るとシズクは立ち上がり、そのまま手を繋いで図書館に向かった。


ソヨヒト

「そういえばシズクはお昼はとったの?」


シズク

「いえ、、、出来れば一緒にと思いまして、、、ソヨヒトは?」


う〜ん!!そうだよね!!ちゃんとその辺決めとけば良かった、、、失敗だ!!


ソヨヒト

「実はシルと一緒にね!でもシルに取られたからまだまだ小腹が、、、良かったらそこのカフェテラスで軽食でも?」


シズクは俺の提案にニコニコしながら


シズク

「はい!!」


公園に隣接するカフェテラスで、アイスコーヒーとサンドイッチを注文する。


ソヨヒト

「俺コーヒー派なんだけど一緒でよかったの?シルもさおりも紅茶派だけど?」


シズクは少し前屈みになりコーヒーをストローに差して、前髪を耳にかけて一口飲んだ後、


シズク

「実はわたしも紅茶派なんですよ!!でも最近はコーヒーをよく飲むんです♪

だってソヨヒトと同じでいたいから、、、」


なんともいえない色気でしおらしいことを言われる、、、。


ソヨヒト

「あはは、、、このサンドイッチ美味いなぁ〜」


ソヨヒト

(ダメだ!!やっぱり二人とは違うな〜

えい!やらせんよ!!)


ソヨヒト

「そういえばさっき何読んでいたの?」


シズクはカバンからクリーム色のブックカバーの着いた本を取り出しソヨヒトに渡す、ソヨヒトはそれをパラパラと巡りみる


シズク

「料理の本なんですけど、、、わたしあまり得意じゃないので、、、。」


ソヨヒト

「なるほど、、、」


シズクはためらうような表情で、


シズク

「あの〜ソヨヒトは料理上手なんですよね!良ければ教えてくれますか?」


上目遣いがなんともかわいい


ソヨヒト

「まぁ上手かどうかは、なんともいえないけど、料理は好きだからね!教えるのは問題無いよ!!」


シズクの顔がパァーっと笑顔になり、


シズク

「ありがとうソヨヒト!!恋人になって正解ですね!!凄く頼りになって優しいもの〜!!」


シズクの言葉に胸が痛くなる、、、こんな男が良いと思うなんて、、、そんなことを思いながらシズクとカフェランチを楽しんだ。


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