シルの色仕掛け
朝からシルはブー垂れて、俺のそばから離れない、、、。
ソヨヒト
「シ〜ル〜?茶碗洗ってるんだから、、、いい加減離れてくれよ〜!!」
シル
「む〜り〜!!ソヨヒトのドロボウネコ2号と遊ぶんでしょ?だからマーキングするの!!」
シルは俺の背中に引っ付いて、暴力的な胸を押し付けてくる、困った、、、。
ソヨヒト
「ほら!じゃ〜昼まで勉強見てやるから!なっ!!とりあえず部屋から勉強道具持ってきて、ソファーで待ってろ!!」
シル
「、、、、」
シルの動きが止まる、、、しかも無言だ!!
ソヨヒト
「シルさんや?」
シル
「ばかも〜ん!!貴様は!そんなつまらんもので交渉が成立すると、思っておるのかぁ〜!!
出直して参れ〜!!」
そう言いながらシルは俺の頭をポカスカ叩く、、、痛く無いけどね!!
ソヨヒト
「それじゃ〜一緒に掃除でもするか?」
シル
「ムキ!!なんでそうなる〜!!
それなら、膝枕て頭撫でてくれるなら考えてもいいよ!!」
あら、難易度の低いお願いだこと
だが、、、
ソヨヒト
「それはちょっと無理だよ!!ほら、今日は家の掃除しないと、一人で掃除するから、大人しくTVでも観ててくれよ〜!!」
シル
「むーり!!ちょっとソヨヒトは第一妻に対して冷たいよ!!」
そう言って再度頭をポカスカ殴る、、、。
やれやれ!!
ソヨヒト
「わかった!わかった!それならシルのバイト前に、いつものファミレスでランチデートしよう!!その為にも、早く家事を終わらせないと行けなくなるぞ!!」
俺がそう言うとシルは再度暴力的な胸を背中に押し付けて、
シル
「デート!!ランチデート!!」
と、喜んでくれた、チョロいヤツだ!!
食器を片付けて、さてさて家の掃除をする。
最近サボり気味だったので、なるべく隅々までする予定!ソファーを見ると、シルは勉強をしていた。
ソヨヒト
「シル?自室は自分で掃除するか?」
シルに尋ねる、、、
シル
「掃除機だけお願い〜!!」
との事、、、。まったく!!しょうがない
自室の掃除を済ませシルの部屋に掃除機をかけに部屋に入る。
実家のシルの部屋と同じ殺風景な部屋、とても年頃の少女の部屋とは思えない、、、もっとも、比較対象が中学の時に一度だけ尋ねた、さおりの部屋なのだが、、、さおりの部屋はとても女の子らしい印象だった。
全体が淡いピンク基調で統一され、タンスにはぬいぐるみ、壁には写真ボートが掛けられていた。
それに対して、シルの部屋はグレーのカーテンに、同色のダブルベッド、カーペット、黒のソファーと机とイス、、、俺が使っている部屋と同じ、、、こだわりとかはないようだ、、、。
掃除機をかけていると、ベッドの上で異様な存在感のある黒布切れが自身の存在をアピールしている、、、シルの下着だ、、、。
気にしたらダメ、気にしたら負け!!そう思い
無心で掃除機をかけていると、、、。
シル
「なにさっきから私の下着をチラチラ見てるの?」
と、声が聞こえる、、、当然姿は無い、完全隠蔽だな!!
ソヨヒト
「何やってるんだよ!!」
見えないシルにそう言うと、ベッド下着が宙を舞い、そしてシルが姿を現す。
シル
「なになに?ソヨヒトは私の下着が気になっちゃう?エッチ!!」
シルはイタズラな顔で俺をからかう。
ソヨヒト
「お前!わざとそこに置いただろ!!
そんなつまらんことしておれを試すなよ!!」
シル
「ふふ!でも気になったでしょ?ほらほら〜しかもTだよ〜!!」
ソヨヒト
(なんだって!!)
シルは黒のTバックパンツをひらひらと振りながら見せてくる、、、ぐっ、なんで破壊力
だこいつは強敵だ!!
ソヨヒト
「なにバカなことしてるんだよ!!」
シル
「、、、フン!でも昨日はシズね〜のおしり見て喜んでたじゃん!!わたしだって、、、良い形してるもん!!なんなら今はいて見せようか?」
えっ!!いいんすか?イヤイヤ待て!!落ち着け落ち着け!!どうやら昨日の話を聞かれていたようだ〜恐るべきエルフの耳、、、おそらくさおりとの会話も、、、だからか、今日はやけに色仕掛けをしてきたのは。
ソヨヒト
「なにバカなこと言ってるんだよ!!
シルにはシルの、さおりにはさおりの、シズクにはシズクの良さがあるんだよ!!
なんでもシルが1番じゃいけない理由は無いよ!!」
シルはその言葉に何かを得たのか、俺の肩に頭を乗せて、
シル
「言っとくけど、わたしはまだまだ成長期だからね!きっとおしりだって大きくなるから、待っててね!!」
さすがのソヨヒトもこれにはタジタジで、
ソヨヒト
「押忍、、、、。」
その後も順調に掃除を済ませて時計を見る、、、やば!!時計は10時半を過ぎている!!
リビングに戻るとすでにシルが着替えて準備をしていた、、、あれ?珍しくヒラヒラスカートしかもミニ?
シル
「遅い!!早く行くよ!!あっでもその前にちょっと待って、見ててね!!」
シルはそう言って、クルリとその場で回転する。
白のブラウスに、赤のチェックミニスカート
そして、黒のニーハイソックス、、、スリッパを履かず、フローリングで回るから勢いがついたのか、スカートがフワッと捲れて黒の下着が、、、!!
ソヨヒト
「シルさんや?」
俺シルに近づく
シル
「な〜に?」
そのまま頭をポカン!!
シル
「痛っ〜いなにするのよ!!」
ソヨヒト
「バカも〜ん!!貴様はなにを履いておる!!
さっさと着替えてこい!!あとズボンを履け!!」
シルはぶつぶつ言いながら自室に戻る。俺も着替える為に部屋に戻る。
服を着替えながら脳裏に焼きついた光景が目に浮かぶ、、、間違いなくシルが履いていたパンツはあのTだった、、、本当に恐ろしい子だ。
その後、シルとバイト先のファミレスでランチデートを楽しんだが正直、上の空だった。




