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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第3章 夏だ!青春だ!生徒会だ!
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シルの色仕掛け

朝からシルはブー垂れて、俺のそばから離れない、、、。


ソヨヒト

「シ〜ル〜?茶碗洗ってるんだから、、、いい加減離れてくれよ〜!!」


シル

「む〜り〜!!ソヨヒトのドロボウネコ2号と遊ぶんでしょ?だからマーキングするの!!」


シルは俺の背中に引っ付いて、暴力的な胸を押し付けてくる、困った、、、。


ソヨヒト

「ほら!じゃ〜昼まで勉強見てやるから!なっ!!とりあえず部屋から勉強道具持ってきて、ソファーで待ってろ!!」


シル

「、、、、」


シルの動きが止まる、、、しかも無言だ!!


ソヨヒト

「シルさんや?」


シル

「ばかも〜ん!!貴様は!そんなつまらんもので交渉が成立すると、思っておるのかぁ〜!!

出直して参れ〜!!」


そう言いながらシルは俺の頭をポカスカ叩く、、、痛く無いけどね!!


ソヨヒト

「それじゃ〜一緒に掃除でもするか?」


シル

「ムキ!!なんでそうなる〜!!

それなら、膝枕て頭撫でてくれるなら考えてもいいよ!!」


あら、難易度の低いお願いだこと

だが、、、


ソヨヒト

「それはちょっと無理だよ!!ほら、今日は家の掃除しないと、一人で掃除するから、大人しくTVでも観ててくれよ〜!!」


シル

「むーり!!ちょっとソヨヒトは第一妻に対して冷たいよ!!」


そう言って再度頭をポカスカ殴る、、、。

やれやれ!!


ソヨヒト

「わかった!わかった!それならシルのバイト前に、いつものファミレスでランチデートしよう!!その為にも、早く家事を終わらせないと行けなくなるぞ!!」


俺がそう言うとシルは再度暴力的な胸を背中に押し付けて、


シル

「デート!!ランチデート!!」


と、喜んでくれた、チョロいヤツだ!!


食器を片付けて、さてさて家の掃除をする。

最近サボり気味だったので、なるべく隅々までする予定!ソファーを見ると、シルは勉強をしていた。


ソヨヒト

「シル?自室は自分で掃除するか?」


シルに尋ねる、、、


シル

「掃除機だけお願い〜!!」


との事、、、。まったく!!しょうがない


自室の掃除を済ませシルの部屋に掃除機をかけに部屋に入る。

実家のシルの部屋と同じ殺風景な部屋、とても年頃の少女の部屋とは思えない、、、もっとも、比較対象が中学の時に一度だけ尋ねた、さおりの部屋なのだが、、、さおりの部屋はとても女の子らしい印象だった。

全体が淡いピンク基調で統一され、タンスにはぬいぐるみ、壁には写真ボートが掛けられていた。

それに対して、シルの部屋はグレーのカーテンに、同色のダブルベッド、カーペット、黒のソファーと机とイス、、、俺が使っている部屋と同じ、、、こだわりとかはないようだ、、、。


掃除機をかけていると、ベッドの上で異様な存在感のある黒布切れが自身の存在をアピールしている、、、シルの下着だ、、、。

気にしたらダメ、気にしたら負け!!そう思い

無心で掃除機をかけていると、、、。


シル

「なにさっきから私の下着をチラチラ見てるの?」


と、声が聞こえる、、、当然姿は無い、完全隠蔽だな!!


ソヨヒト

「何やってるんだよ!!」


見えないシルにそう言うと、ベッド下着パンツが宙を舞い、そしてシルが姿を現す。


シル

「なになに?ソヨヒトは私の下着が気になっちゃう?エッチ!!」


シルはイタズラな顔で俺をからかう。


ソヨヒト

「お前!わざとそこに置いただろ!!

そんなつまらんことしておれを試すなよ!!」


シル

「ふふ!でも気になったでしょ?ほらほら〜しかもTだよ〜!!」


ソヨヒト

(なんだって!!)


シルは黒のTバックパンツをひらひらと振りながら見せてくる、、、ぐっ、なんで破壊力

だこいつは強敵だ!!


ソヨヒト

「なにバカなことしてるんだよ!!」


シル

「、、、フン!でも昨日はシズね〜のおしり見て喜んでたじゃん!!わたしだって、、、良い形してるもん!!なんなら今はいて見せようか?」


えっ!!いいんすか?イヤイヤ待て!!落ち着け落ち着け!!どうやら昨日の話を聞かれていたようだ〜恐るべきエルフの耳、、、おそらくさおりとの会話も、、、だからか、今日はやけに色仕掛けをしてきたのは。


ソヨヒト

「なにバカなこと言ってるんだよ!!

シルにはシルの、さおりにはさおりの、シズクにはシズクの良さがあるんだよ!!

なんでもシルが1番じゃいけない理由は無いよ!!」


シルはその言葉に何かを得たのか、俺の肩に頭を乗せて、


シル

「言っとくけど、わたしはまだまだ成長期だからね!きっとおしりだって大きくなるから、待っててね!!」


さすがのソヨヒトもこれにはタジタジで、


ソヨヒト

「押忍、、、、。」


その後も順調に掃除を済ませて時計を見る、、、やば!!時計は10時半を過ぎている!!


リビングに戻るとすでにシルが着替えて準備をしていた、、、あれ?珍しくヒラヒラスカートしかもミニ?


シル

「遅い!!早く行くよ!!あっでもその前にちょっと待って、見ててね!!」


シルはそう言って、クルリとその場で回転する。

白のブラウスに、赤のチェックミニスカート

そして、黒のニーハイソックス、、、スリッパを履かず、フローリングで回るから勢いがついたのか、スカートがフワッと捲れて黒の下着が、、、!!


ソヨヒト

「シルさんや?」


俺シルに近づく


シル

「な〜に?」


そのまま頭をポカン!!


シル

「痛っ〜いなにするのよ!!」


ソヨヒト

「バカも〜ん!!貴様はなにを履いておる!!

さっさと着替えてこい!!あとズボンを履け!!」


シルはぶつぶつ言いながら自室に戻る。俺も着替える為に部屋に戻る。

服を着替えながら脳裏に焼きついた光景が目に浮かぶ、、、間違いなくシルが履いていたパンツはあのTだった、、、本当に恐ろしい子だ。


その後、シルとバイト先のファミレスでランチデートを楽しんだが正直、上の空だった。


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