あ〜ん!!
時刻は15時半をまわるおやつどき、帰りのリムジンの中で俺の隣でシルが、鼻歌混じりてアイスを食べている。
シル
「あ〜ん!!」
と言ってアイスをスプーンですくって俺の口元に持ってくるが、食べようとすると自分の口にパクリ!!
シル
「にひひ〜!!」
これだよ〜すでに3回目だ、、、。
シルは上機嫌で懲りずにあ〜んをしてきたので、素早く食べる!!うん美味い成功だ!!
シル
「えっ、、、あっ、、、、、、。」
シルの顔から笑顔が消える、、、。
俺はそれを見ないフリをして、隣に座るさおりに話しかける。
ソヨヒト
「やっぱり、、、リムジンってすごいね!!
しかもこれってロールスロイスでしょ?」
さおり
「そうなの?わたし車はわかんない、、、家にも車無いし〜」
シズクも話に参加する、シズクはリムジンのソファー座席がL型になっており、さおりを挟んで窓側に座っている。
シズク
「私も車はわからないですね、この車以外に3台置いてありますが、基本これしか乗らないので、、、」
ソヨヒト
「これ以外に3台もあるの、すご!!、、、
ってシルさんや?さっきから脇腹が痛いんですけど、、、」
どうやら最後の一口を俺に奪われたことが、
余程ご立腹だったようで、目に涙を浮かべながら俺の横腹を叩いていた、、、かわいいな!!
ソヨヒト
「じゃ〜ほら!!俺の取り分あげるから許してくれ!!」
そう言って、シズクの近くにある冷凍庫からアイスをとってもらう。それにしても埋め込み式の冷蔵庫冷凍庫完備とは、、、。
ソヨヒト
「ほら!シルさんや!!出来立てヒヤヒヤのアイスですよ!あ〜ん!!」
ソヨヒトはカップアイスをスプーンですくい、
シルの口元に、、、あれ?食べない?
ソヨヒト
「シ〜ル〜?ほら、、、あ〜ん?」
けれど、シルはアイスを食べないで、俺の脇腹を叩いたいる、、、???
程なくしてため息をついて、、、パクリモグモグ、、、ニコニコ!!良かった食べてくれた。
シルにカップアイスを渡そうとすると首を横に振る、、、あ〜はいはい!!再度シルにアイスのあ〜んするシルはニコニコしながらアイスを食べた、、、。
シルが食べ終えるとさおりにアイスを渡された。
ソヨヒト
「あっ、ありがとう食べていいの?」
わかっているけどあえて聞く!!さおりもわかっていて俺を殴る、、、痛い!!
ソヨヒト
「ほら!さおりあ〜ん〜!!」
さおりは恥ずかしいのか躊躇いながら口にする、、、かわいい!!
ソヨヒト
(だから恥ずかしいならシルに対抗意識を出すなよ〜!!)
さおりにアイスを食べさせた後、なんと美人おねーさんが、仲間になりたそうな目でこちらを見ている!
ソヨヒト
「シズクもあ〜んする?」
シズクはパッと笑顔になり、
シズク
「いいんですか?じゃ〜お願いします。」
シズクの隣に座りアイスをスプーンですくい
ソヨヒト
「ほらシズクあ〜ん!!」
シズク
「頂います!!モグモグ、、、美味しい!!」
シズクはさおりと違って恥ずかしくは無いようだ、、、シルタイプだな!!うんかわいい笑顔だ!!
シズクに食べさせた後シルの隣に戻る、シズクは寂しそうに感じたが、戻ってこいよ!!って言うシルの笑顔が怖かった!!すまんシズク!!そうだ!!
ソヨヒト
「シズクは明日暇かなぁ?暇なら午後から一緒に図書館に行こう!!前に教えてくれた本探したいんだ!!」
シズクはすごく嬉しそうな顔で
シズク
「うん!!ソヨヒト行こう!!」
それを聞いたシルとさおりが声を出そうとしたけど、互いを見てやめた、、、。
フフッ!俺は知っている二人は明日の午後からバイトだ!!店長も夏休みが書き入れ時と判断したのだろう、、、明日は地獄のSS DAY!!
いち早くその情報をキャッチした俺は、バイトのシフトをどうしても代わってくれと、嘆願してきた先輩の願いを渋々承諾した!!渋々だよ渋々!!そんなわけで、今日一日二人を立てて一歩引いてくれたおねーさんを労うとしよう!!喜んでくれるかな?
そんなこんなで、途中渋滞に捕まり、みんなで夕飯を食べたのもあって、無事に家に着いたのは9時を回っていた。
シルは風呂に入るとすぐに寝てしまった、、、遊び疲れたのだろう、、、。
おやすみ!!シル!!でも、、、出来れば自分のベットで寝てほしいなぁ〜!!




