必殺!!BBQ職人!!
別荘の使用人達がBBQの準備をしてくれる。
シズク
「お肉焼くのは使用人に任せますか?それとも自分達で焼きますか?」
それを聞いて並ばれた食材を一通り見る。
ソヨヒト
「俺が焼きます!!」
そう言うと、シルとさおりはパチパチと拍手をする。
シズクは、はて?って顔をしているが二人につられてパチパチと手を叩く。
早速、手を洗って焼き始めると、シルが飲み物を持ってきてくれる。
シル
「お肉いっぱいね!あと野菜少なめね!!」
ソヨヒト
「シル〜?いつも言ってるでしょ!!
だーめ!!」
シル
「ブー!!ねぇ〜ソヨヒト!!いつもの作れる?」
シルが言ってるいつものは俺が作る焼肉のタレのこと、シル曰くあのタレは最高だとか、そう言ってくれるのは嬉しい!!
ソヨヒト
「そうだなぁ、、、調味料は、、、揃ってるな!
うん!作れるぞ!!」
そう言うシルはガッツポーズで喜んでくれた!!かわいいやつだ!!
シズク
「せっかくなのでカンパイしませんか?」
ソヨヒト×シル×さおり
「いいね!!」
シズク
「でわ!これから始まる生徒会の出馬を祝してさおりさんに乾杯してもらいましょう!!」
その言葉にさおりは動揺しているが、
さおり
「えっ〜と、この度、わたしが生徒会長として出馬をします、サポートしてシルちゃんに、参謀にソヨヒトとシズねーにお願いしてます。
それではあらためて!!絶対勝つぞ!!
おーー!!乾杯!!」
ソヨヒト×シル×シズク
「おーー!!乾杯!!」
シズクは実に上手い!!ここでさおりに乾杯をさせることは大きな意味がある。
例えば、夏休みを祝して、などの曖昧な乾杯だと、結局、3人で俺の取り合いをしている構図から、誰が音頭を取るかで揉める。
音頭を取る=その後に主導権を握る、つまり絶対にシルは自分以外を認めない。当然ホストの立場もあるからシルとシズクが喧嘩になる。
けれど、生徒会選挙の当選は全員の共通目標であるから、自ずと団結力が生まれる。また、旗頭はさおりなので、乾杯の音頭に誰も文句はない!!実に素晴らしい策略だ!!
手早く肉を焼きながら、焼肉のタレを作る。
暑さで額に汗をかくと、シルが素早く拭いてくれる。
基本シルは俺の隣で俺の世話を焼いてくれる。特に誰かがいると、その行動が強く出る。
おそらく第一妻ってやつなのだろ、、、かわいいやつだ!!まぁ〜時折、盗み食いをしなければ合格なのだが、、、。
シルがBBQコンロに陣取り盗み食いをしているからだろうか?二人もコンロに寄ってきて
盗み食い?いや、、、普通に食べている。
こらこらお嬢さん達!!立ち食いなんてはしたないですよ!!
シズク
「わぁ〜このソヨヒトが作ったタレすごく美味しい〜!!」
さおり
「ほんと美味しいわね!!シルちゃんがお気に入りなのがうなずけるわ!!」
シル
「ふっふふ!!どう!!わたしのタレは!!最高でしょ!!」
ソヨヒト
(なせ!俺とオトンの汗の結晶がシルの手柄になる、、、。)
ソヨヒト
「さて!今度は魚も焼くぞ!!このアジ絶対美味いな!!」
シル
「ソヨヒト、、、これ何?」
シルは伊勢海老を指差す。
ソヨヒト
「それは伊勢海老だな!!大きさの割には可食部が少ないけど、頭と殻は焼いて味噌汁にすると出汁が手で美味いぞ!!、、、うん!味噌汁も作れるな!!」
シル
「ふーん、、、。」
シルはあまり興味がわかない時は決まってこれだ!!それなら嫌でも興味を持たせてやる!!伊勢海老を焼いて身をほぐしてお皿に乗せる。
ソヨヒト
「塩、マヨネーズでも美味いぞ!!」
さおりとシズクは塩で食べた、二人ともご満悦の様だ。
シルはかなり警戒しながらマヨネーズをつけて食べる、、、!!
シル
「おっ!!美味しい〜!!何これ?」
ふふ!海鮮嫌いのシルもこのプリプリ感と濃厚な味は美味いだろ!!
ソヨヒト
「これでシルの大好き味噌汁も作ってやるからな!!」
よしよし!シルも喜んでくれてるな!!
でも、美味しく焼けたアジにはちっとも興味を示さなかった、、、美味しいのに、、、。
その後も、お肉と野菜を焼きながら味噌汁を作る、、、出来た!!
シルがフーフーしながら味噌汁を飲む、かわいい!!
シル
「うまっ!!すごい!!風味がいいね!!出汁もしっかり出てる!!」
さすが和食通のシルさん!!コメントも的確!!
さおり
「暑いけどいいね!!ほっこりするね!!」
シズク
「それよりも、ソヨヒトってこんなに料理上手なの!!おねーさんびっくりだよ〜!!」
3人の賛辞にご満悦のドヤ顔をする!うん!我ながら美味い!!こうして美女3人とのハーレムBBQは大勝利に終わった!!