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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
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最近のバイト

バイトに戻ってから1時間程経過した18時頃店長から檄が飛ぶ。


店長

「さぁ〜いよいよ本日1番忙しくなる時間帯だ!!厨房チーム!!パスタは存分に用意しとけよ!!

シルちゃんさおりちゃん!!面倒な客だったら速やかに退避してね!また客同士で揉めるからね!」


シル×さおり

「はぁ〜い!!」


以前は暇だった店も、シルとさおりの2枚看板のせいで地域一位の人気店に、、、(まったく)

最初こそ二人を組ませて、全面に出した戦略を展開していた店長だが、あまりの客の過熱振りに店がパンクすることしばし、、、

(当初暇な日は二人を窓側の席に座らせて、客寄せパンダにしていたぐらいだったのに、、、)

今では二人が組むことが週一あるかないか程、、、ゆえに二人シフトが重なる日は、常連客にとってSS DAYとされ(シルとさおりの日)なぜか秘匿とされるSS DAYのバイトシフトが、一部の常連客にリークされ拡散されるとのことだ。

店の売り上げもシルとさおりの加入のおかげで、以前の3倍〜4倍という驚愕の数字を叩き出している。

店長はしがない一店長だったのに、このまま店を維持できれば、来年にはエリアマネージャーのイスに座れるとか座れないとか、、、まぁ〜そんな具合で、気がつけばシルとさおりの時給は俺よりも500円以上上な訳で、、、ひどい、、、なんで実力主義の店、、、まあ〜店長も二人を手放したくないんだろうねぇ〜

ふっふふ!!しかし!愚かな店長よ!我の存在無くしては、二人がこの店に居る意味を失うのだ!!そうだよね!シルちゃん?俺が居るからだよね!さおり?

まぁ〜そんなバカなことを考えながら一生懸命働いてると、、、案の定〜フロアーでいい争いの声が、、、


ナンパする客

「なんだよお前ら!俺はこの子話してるんだよ!!」


常連客

「シルちゃん!!ここはいいから他のお客さんをお願いね!」


シル

「吉田さんありがとう!!」


そう言ってシルはフロアーから出る。


吉田(常連客)

「おい!新入り!!ちょっとこっち来いや〜この店のルールを教えてやる!!」


そう言って吉田一派?が、新入り客を外に連れ出す、、、。

しばらくして帰ってきたナンパ客は、お行儀良くスパゲッティ大盛りとコーヒーを注文していた。


シル

「吉田さん〜!!さっきはありがとう!!

店長がこれサービスだって!!」


そう言ってシルがカフェラテを差し出す。


吉田(常連客)

「いいってことよ!!シルちゃんとさおりちゃんに、なんかあったらいつでも言ってくれよ!!」


いい歳のおっさんが照れながら話す。

ちなみにこのおっさんは、こう見えて警視庁の警部補とのこと、ピチピチの女子高生目当てに店に通う警察官って、、、大丈夫か?この国の行政機関は、、、そんなことを考えながら、先ほどのトラブルで回らなくなった、フロアーのヘルプ対応で、吉田のおっさんの近くのテーブルを拭いている、そんな俺の元にシルが近寄って来て、


シル

「ありがとうございます!多田野さん!!」


そう言ってカウンターに戻っていった。


別のテーブルの片付けをしていると、


さおり

「珍しいね〜ソヨヒトがフロアーのヘルプなんて?」


ソヨヒト

「ふん!いいんだよ!それよりもおしゃべりしないで働け!働け!」


さおり

「ふふ!ソヨヒト先輩に怒られちゃった〜!!」


そう言って笑いながら客の注文を取りに行く。


ソヨヒト

(さて、、、そろそろ厨房に戻らないと、あ〜注文の山なんだろうなぁ〜もう辞めたい)


そんなことを思いながら、多忙を極める地獄のSSDAYをこなしていった。

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