強制イベント発生!
シラカワ先輩
「それでさおりさんとシルさんが、、、」
シラカワ先輩は先日のさおりとシルの生徒会スカウトの話を楽しく話している。
時折、話の途中でチョコレートパフェをパクリ!その度に満面の笑みを浮かべる。
ソヨヒト
(なんかシルみたい、、、逆にさおりはこういう時は、嬉しさを下隠すんだよなぁ〜)
シラカワ先輩
「、、、、あっ!今私のこと子供ポイって思いましたね!!いいじゃないですか!好きな人と甘い物を食べるのはとても幸せなんですよ!!」
ソヨヒト
「失礼、そんなつもりは、、、ちょっと先輩の仕草が知人と重なり、、、」
シラカワ先輩
「もう、、、シルさんですね!女性といる時に別の女性を考えるのは失礼ですよ!!、、、まぁ〜逆にいえば、私のことをシルさんと比較するほど意識して頂いたとも取れますね!ありがとうございます!」
シラカワ先輩はプンとムクれてあと、ニコニコと笑った、、、喜怒哀楽のハッキリした人だ。
シラカワ先輩
「それで、、、その、、、ソヨヒト君の生徒会参加の話はどうなってるんですか?」
ソヨヒト
「はぁいい〜?」
ソヨヒト
(シルとさおりから生徒会への参加要請はされたが、まだ誰にも話していないのに、、、なんで知ってる?)
シラカワ先輩
「あれ?シルさんから生徒会の参加要請は無かったんですか?、、、おかしいわね〜あの子なら絶対ソヨヒト君を巻き込んでくれると思ったのに、、、」
ソヨヒト
(おいおい!シルの行動パターンを完全に読んでるじゃないか!)
ソヨヒト
「それとなく生徒会の参加を要請されましたよ」
シラカワ先輩
「そうなんですね!じゃ〜10月から一緒に生徒会が出来ますね!楽しみです!!」
ソヨヒト
(おいおい、、、俺の参加が勝手に確定してるんだけど、、、えっ!それよりも、、、)
ソヨヒト
「あの〜シラカワ先輩は10月で生徒会は卒業でわ?」
シラカワ先輩は何言ってるのって顔をして、チョコレートパフェをパクリ!そしてスプーンを振りながら、、、
シラカワ先輩
「あのね〜ソヨヒト君!いつも言ってるけど、私は貴方が大好きなの!!なんで、一緒に居られる環境があるのに、みすみすチャンスを棒にふらなきゃいけないの!!」
ソヨヒト
(なんだ、この人、、、圧がすごいな〜)
ソヨヒト
「あの〜厚かましいと存じますが、、、進路に支障はないのですか?」
シラカワ先輩
「もう〜なんですか、そんなに私と一緒に生徒会をしたくないと、、、」
さっきまでニコニコしていたシラカワ先輩がムスッとご立腹のご様子、、、まずいな、、、。
シラカワ先輩
「、、、ぷっ!ふふっごめんなさい!ちょっとからかってしまいました。進路の心配はご無用です。まぁ〜5年もあればソヨヒト君のお嫁さんになる、花嫁修行は終わると思うので、、、」
そう言いってウインクをしてくるシラカワ先輩、、、。
ソヨヒト
「、、、、」
シラカワ先輩
「ふふ!近々の進路としては、内部推薦での進学ですね〜キャンパスもすぐ隣なので、ソヨヒト君との放課後デートについては安心して下さい!!なんならお昼だって!!」
シラカワ先輩はコクコクと頷きながら話す。
ソヨヒト
「はは〜そうなんですね、受験が無いなら生徒会に参加出来ますね!まぁ〜俺もまだ検討段階なので、、、あっ!すいませんそろそろバイトの時間です。」
俺はそう言ってタッチパネルの時計を見る。
シラカワ先輩
「はぁ〜楽しい時間はあっという間に終わりますね〜ソヨヒト君!今度はいつデートしてくれます?デートしてくれないと、今回みたいに強制的に連れ回しますよ〜」
ソヨヒト
「はは、、、そうですねぇ〜期末テスト後なら、、、」
シラカワ先輩
「ほんと!!ですか!!やった〜!約束ですよ!絶対ですよ!」
シラカワ先輩は両手を合わせてニコニコして喜んでいる。
シラカワ先輩
「それじゃ〜!バイト頑張って下さい!!ここのお代は私が持ちますね!!
あと、生徒会の件は私に任せてください!!」
シラカワ先輩は頼んでもいない、生徒会の参加に協力してくれるようだ、、、さて、こらから長い労働の時間だ、、、シラカワ先輩と別れバイト先に向かった。




