甘え上手のシルちゃん
ピザトーストパーティー後、風呂に入った。
流石にニ夜連続の凸は無く、平穏にお風呂が入れた。
俺と入れ替えで二人が風呂に行く、
シル
「にーさん覗きたくなったら遠慮しないでね!」
さおり
「こらこら、シルちゃん!からかわないの!!でも、、、ソヨヒトがどうしてもって言うなら、、、ポッ、、!」
そう言ってさおりは、頬を赤く染めた乙女のフリをする。
ソヨヒト
「貴様ら(怒) 誰が覗きに行くか!!あと、さおり!お前が一番ふざけてるぞ!!なんだ!そのポッ!!って!自分で言うな!!」
シル×さおり
「わーい!!怒った!!逃げろ〜!!」
ソヨヒト
(なんだ、、、?まぁ〜いいか?)
ソヨヒトはソファーに座りスマホをいじる。また白川先輩からLENEが届いていた。
ソヨヒト
「なになに?へぇ〜今日は買い物行ってたんだ、それでお洒落なカフェを見つけたと、、、?だから今度一緒に行きましょう?はぁ〜お誘いはありがたいけど、ねぇ〜?」
ソヨヒトは白川先輩からのLENE返す。
先輩は几帳面な性格なんだろう、、、いつも即既読になる、、、。
ソヨヒト
「これでよしっと!!さて!ゲームゲーム!!、、、、、、、、、、、
、、、、、
、、、、
、、、、、
、、、、、ダメだ!!クエスト失敗、、、チクショ〜!!」
シル
「チクショ〜お風呂のぞけなかった〜!!って悔やんでいるの?そんなに見たいなら、、、ちょっと待ったね!脱ぐから!!」
風呂から上がって来たシルが、俺の隣に座るなり突然そんなことを言って、上着を脱ぐフリをする。
さおり
「シールーちゃん?なにバカのこと言ってるの?、、、でも、、、ソヨヒトがどうしてもって言うなら、、、ポッ、、!」
そう言って反対の隣に座るさおりも、上着を脱ぐフリをする、、、。コイツら、、、!!
ソヨヒト
「上等じゃ〜い!!こちとらバリバリの思春期ボーイで〜い!!見せれるもんなら見せてもらおうか!!」
さおり
「ソヨヒト、、、鼻息荒いよ〜鼻の下伸びすぎ!!」
シル
「にーさんそんなぁ〜!!童貞ボーイなんて、、、、知ってた、、、。」
ソヨヒト
「ムキ!!(怒) もう〜寝る!!」
怒ったソヨヒトはリビングを出て行って、自室に入る為のドアを開けるそして、、、。
ソヨヒト
「おい!貴様らなぜ付いてくる?」
シル×さおり
「えっ!だってもう寝るんでしょ?」
ソヨヒト
「貴様らは自分たちの部屋で寝ろ!!」
シル
「え〜なんでよ〜!!ここで寝るの!!」
ソヨヒト
「ダメだ!自分の部屋で寝ろ!!」
さおり
「まぁまぁ今日はソヨヒト言う通りにしましょう!それじゃ〜おやすみなさい!!」
そう言ってさおりはソヨヒトの部屋に入ろうとするが、
ソヨヒト
「おい!さおり!なにどさくさに紛れて、シルと別れて一緒に部屋に入ろうとしてる?」
さおり
「えっ?だって私昨日も寝たのはここだったし〜」
ソヨヒト
「お前はシルと寝るんだ!!」
ソヨヒトはそう言ってドア開けて部屋に入り、ドアを閉めようとすると、シルとさおりに凸されて、たちまちベットを占拠された、、、。
ソヨヒト
「おい!お前ら!!いい加減に!!」
シル
「そんな事よりにーさんこっちこっち!!」
さおり
「ほら!ソヨヒトおいでおいで!!」
ソヨヒト
「、、、、ハァ〜負けたよ、、、。」
二人の真ん中に入り、電気消そうとした時、シルがソヨヒトの裾を引っ張り上目遣いで
シル
「にーさん、、、わたし、、、のど乾いちゃった、、、。」
ソヨヒトはしばし考えて、、、
ソヨヒト
「レモン水なら簡単な作れるぞ!持ってこようか?さおりもそれでいいか?」
その言葉にシルは笑顔で
シル
「うん!ありがとう大好き!!」
さおり
「、、、、あっ、ありがとうソヨヒト、、、大好き?」
それを聞いてソヨヒトは、キッチンに向かった。それを見届けてさおりがシルに言う。
さおり
「、、、あんた本当にすごい子ね?」
シルはうつ伏せになり足をバダバダさせながら、スマホをいじり、、、
シル
「なにが〜?」
さおり
「無自覚こわ〜!!だってソヨヒトと一緒に寝れる交渉が成功した矢先におねだりって、、、」
シル
「だ、か、ら、にーさんは!恋人に甘々なの!!まぁ〜昨日みたいに、にーさんをしつこく追い詰めて、怒らせるさおね〜はまだまだだね!!」
さおり
「、、、なにも言えない、、、本当に絶妙な距離感で、ソヨヒトをコントロールしてるわね〜」
シルはその言葉に違和感を感じたのか、はて?って言う顔で、
シル
「コントロール?してないよ!!にーさんが飲んでくれるお願いをしてるだけだよ!!」
さおり
「お願いなの?」
シル
「うん、にーさんは頼まれると断れないタイプだし、面倒見が良い人だからお願いするの!」
さおり
「、、、なんか本当にすごい子ね、、、わたしもがんばろ!!」
さおりは感心していた。シルはソヨヒトのことをよく見て、理解して、考えて、最大限の甘えられる状況で甘えることを選択している。
それならわたしも、もっとソヨヒトを理解して、甘えてみようと思っていた。
程なくしてお盆にピッチャーとコップ3つを乗せたソヨヒトが入って来た。
ソヨヒト
「お待たせ!レモン水だよ!」
さおりはソヨヒトを見ていた、彼はピッチャーからレモン水をコップに注ぎ、シル、さおりと
渡す。シルが美味しそうに飲む姿にニコニコしていた。続けてさおりも飲んでみる、ほのかに酸っぱく甘いレモン水とても美味しい!!
さおり
「美味しい!ありがとうソヨヒト!!」
ソヨヒトは照れながらも嬉しそうに
ソヨヒト
「どういたしまして!さおり!!」
シル
「にーさんのレモン水はいつも美味しいね!わたし、にーさんの注いであげる!!」
そう言ってシルはソヨヒトのコップにレモン水を注いで渡す。
ソヨヒト
「ありがとうシル!」
そう言ってソヨヒトはレモン水を飲み干した。
やはりシルは上手いとさおりは思った。
ソヨヒト
「さて、今度こそ電気消すぞ!!」
そう言ってソヨヒトはベットに入って、スマホで電気を消した。