がんばれシルちゃん
昼食後はまたまたシルのお勉強会、頑張っているシルにご褒美としておやつに季節のフルーツ桃を剥いてやる。
ソヨヒト
「なんか桃を剥くのって苦手なんだよな〜」
そう言いながら包丁の背を使い桃を擦る。
桃の皮を万遍なく擦ると皮がヨレヨレになるのでそこを起点にムキムキ!ムキムキ!
う〜ん剥けたけど仕上がりイマイチ!!
さおり
「なんか面白い方法だね!」
珍しい方法に見えたのか、さおりがキッチンにやってくる。
ソヨヒト
「まぁ〜これしか知らないんだよ〜さおりはどうやって剥くの?」
さおり
「ギク!!、、、確か爪楊枝を、、、」
ソヨヒト
「ギクって、、、爪楊枝ね、、、スマホでポチポチ、、、、なるほど!!」
ソヨヒトは爪楊枝を取り出して桃の上部辺りをブス!!そのまま引っ張り皮を破る。
あとは下にスライドしながら手でムキムキ!!
うん!なかなか!あとは、十文切りして中のタネを取り外して8つ切りして出来上がり!!
ソヨヒト
「シル〜 一息入れよう!!さおりと一緒に桃剥いたよ」
シルは大きなため息を吐いて、テーブルにうつ伏せになって
シル
「ありがとう〜にーさんさおね〜!!」
ソヨヒトはシルの前に桃を差し出す。
シル
「わ〜い!!いただきっ」
食べようとするシルを制止してソヨヒトが
ソヨヒト
「ちゃんと手を洗いましょう!!」
シル
「ブー!!」
そう言いながらシルは手を洗いに行った。
キッチンからお盆乗せたコーヒーとティーセットを持ってソファーにさおりがやってくる。
さおり
「はい!ソヨヒトコーヒー!」
ソヨヒト
「ありがとうさおり!」
さおりがティーカップに紅茶を入れる。
シル
「わあ〜なになに!!すごいいい香りがする!!」
さおり
「すごいでしょ?ソヨヒトに言われて、洗った皮とタネを紅茶に入れて蒸してみたの!!」
ソヨヒト
「思いつき言ったけど結構いい香りがするね!」
そう言っていつものドヤ顔をするソヨヒト、、、。
シル
「、、、そうだね、デワデワ早速!初手はお紅茶を一口!!う〜ん!!美味しい!!続いて桃!パクリ美味しい〜!!」
さおり
「あれ?シルちゃんはお野菜嫌いじゃないの?」
そんな事をわざと聞くさおり
シル
「フン!」
シルは鼻息を一つ鳴らして黙々と桃を食べる。
そして最後の一つをかけてさおりと喧嘩する、、、お前ら、、、。
その後も、シルはお勉強を頑張って、あっ言う間に夜になる。