必殺!男飯パスタ編!!
シル
「あ〜疲れた〜」
シルはそう言ってソファーのテーブルにもたれる。
シル
「にーさんお昼は?」
ソヨヒトは苦笑いをしながら掛け時計を見る、、、12時ジャスト、、、さすがシルの腹時計。
ソヨヒト
「そうだな〜サラダとバター醤油パスタはどうだ?さおりもそれでいいか?」
さおり
「ソヨヒトパスタ食べてみたい!!」
シル
「やった!!にーさんのパスタ好き!!でもサラダはさおね〜にあげるね!!」
さおり
「あんたね〜ソヨヒト!言ってやりなさい!!」
ソヨヒト
「シル、、、ちゃんと野菜食べないと、肌荒れとお通じが良くならないぞ!!」
シル
「うう〜少しだよ!少し、、、。」
シルは本当に魚と野菜が嫌い、前にも言ったが本人曰く、、、
シル
「一生分の魚と野菜を食べました!!」
だそうです、、、。
立ち上がりキッチンに向かうとさおりが
さおり
「わたしも手伝うよ〜!!」
ソヨヒト
「ありがとう!ならサラダお願い!!」
そんなやりとりが気になるのか、食べ専のシルは羨ましそうに眺めていた。
基本シルは料理が出来ない、正確にはスクランブルエッグと言い張る炒り卵なら出来る程度、、、まぁ意外と多忙な生活をしてるシルには、そのまでのキャパがないんだと思う、、、後は俺がすぐに作ってしまうからかも知れない、、、。
パスタはいいものだ!簡単で基本失敗なんてものはない!
本日のメニューはバター醤油パスタ!
パスタをたっぷの水に塩を入れて(ポイントは塩たっぷり)アルデンテに茹でる!茹でてる間に、昨日の残り物のナス君とカルビ君を細切れに!茹で上がったパスタを味見!味見!うん!ちゃんと歯に当たる!!
フライパンにたっぷりのオリーブオイルと、、、う〜ん今日は無いけど、にんにく、鷹の爪なんか入れるといいんだけどな〜そのままナスとカルビの細切れど〜ん!!炒めて炒めて!軽く塩とコショウ!!
ナスがしっとりしたらパスタをど〜ん!!
ここでワンポイント!!茹で汁も入れましょう!!フライパンを振ってバターを入れて最後に醤油君!!君に託した〜!!はい!出来上がり!!味見!味見!うん上手い!!
面倒くさいから大皿にパスタを乗せて!!
ソヨヒト
「シル〜?取り皿とお箸よろしく!!さおりの方は、、、うんバッチリだね!!」
さおり
「ソヨヒト?ドレッシング無いけど?」
ソヨヒト
「あ〜うちは基本作るから無いんなよ!!今日は面倒だからマヨって感じだけど、、、作る?」
さおり
「えっ!ドレッシングって作れるの?って焼肉のタレ作る人に言ってもしょうがないか、、、」
ソヨヒト
「はは〜全部とは言えないけどドレッシングは基本的に、油と酢、レモン、塩とコショウなんだよ」
さおり
「、、、言われてみれば、、、」
ソヨヒト
「あとはマヨとケチャップ混ぜればオーロラソースだし、ごま油熱して醤油と酢を入れれば簡単チョレギドレッシングね!」
さおり
「、、、本当にソヨヒトすごい!!絶対!わたしのおむこにするね!!」
気のせいだろうか?さおりの目がキラキラと輝いている、、、まるで宝石でも見つけた様に、、、。
シル
「なっ!!こら〜ドロボウネコ!!調子に乗るな!!」
珍しくシルがすごい顔でさおり見ていた、、、取り皿を落とさなくてえらいぞ!!シル!
ソヨヒト
「はは、、、それは光栄です、、、。」
昔、オトンが言っていた。
オトン
「ソヨヒト!料理が出来る男はモテるんだぞ!!」
そう言ってオトンは料理の手解きをしてくれた、、、
今なら言える!ありがとう!天国のオトン!!