焼肉パーティー開催!!②
ソヨヒト
「なるほど、、、つまり人気が無くなった生徒会に盛り立てる為に、二人で人肌脱ごうと、、、。
けれど、二人は各委員会の委員長の役職の兼任があるから、信頼出来る俺に副生徒会長を担ってもらいたいと、、、。」
さおり
「うんうん!さすが話が早い!じゃ〜決まりね!」
シル
「うんうん!にーさんがいれば百人力だよ!!」
ソヨヒト
(まぁ、、、言ってることに整合性はあるけどな、、、なんか引っかかる。)
ソヨヒト
「まぁ〜俺も恋人二人と生徒会を運営出来るのは良いな!!」
シル
「そうでしょ!!これでいつでも、にーさんと二人っきりでイチャイチャ!!」
さおり
「ちょっと!!話が違うわよ!ちゃんと分け合いましょ?」
シル
「さおりさんは!生徒会長としてしっかり生徒会の運営を頑張ってもらって!私がにーさんと!!」
さおり
「あんたね!最初からそれ狙いだったのね!言っとくけど、私が会長でソヨヒトが副会長なんだから!!一般役員は早く帰らせるからね!!」
シル
「ずるい!!そんなの横暴だよ!!民主主義に反してる!!」
ソヨヒトは焼肉を焼きながら、焼けた肉を二人のお皿に乗せて、そして、、、。
ソヨヒト
「ほ〜!!つまり貴様らは、生徒会の仕事をそんな邪な理由で引き受けると、、、?」
シル
「ちっ、、、違うよ!!役得役得!!」
さおり
「そっ、、、そうよ!ついでよ!ついで!」
ソヨヒト
「、、、、ふっ〜!まぁ〜俺のことをそう思ってくれる気持ちは正直嬉しいよ!それに俺自の本心として、二人と生徒会を運営出来ることに喜びもある。」
さおり
「ソヨヒト、、、。」
シル
「モグモグ、、、にーさん、、、。」
さおりはソヨヒトの言葉に感動している様だったけど、シルはモグモグしながら感動してるので、おそらくカルビが美味しかったと、推測するソヨヒト。
ソヨヒト
「ただし、一つだけ条件を付ける!!
シルが生徒会副会長、俺は庶務としてなら参加する!!」
そう言いながらソヨヒトは厚切りタンと、大判ハラミをプレートに乗せる。
さおり×シル
「えっ〜!!どうしてよ!!」
ソヨヒト
「考えてみろよ!さおりが生徒会長に立候補するなら、当然副会長の席を狙う奴が現れるだろ?さおりは人気者なんだから!!早くから副会長の席は誰が座るか宣言しないといけない、それなら人気者のシルが座るとなれば、それを狙う者も居なくなるし、何よりも二人の人気なら当選確率が増すだろ?」
さおり
「確かに、副会長の選任は生徒会長だけど、中途半端権限もあるし、私たちと噂のあるソヨヒトがそんな地位に着いたら、、、ソヨヒトの肩身も狭くなる、、、。」
シル
「まぁ〜ここは妥協して副会長を私が受けるけど、にーさんはなんで庶務なの?」
ソヨヒトは、プレートの肉をひっくり返しながら、、、。
ソヨヒト
「ふふふ!さすがシル!よくそれに気がついたな!!ご承知の通り本校の生徒会は四役で構成されています!生徒会長、副会長、書記、会計、それ以外の役員は、その時の生徒会にて任意で選任出来る庶務のみ!つまり一番負担の軽い役職が庶務なのです!!」
そう言って謎のドヤ顔で語るソヨヒト、、、。
シル×さおり
「はぁ〜、、、。」
さおり
「まぁ〜ソヨヒトが参加してくれるなら、私とシルちゃんにはメリットが大きいからいいけど〜それでいい?シルちゃん?」
シル
「、、、、あっ!ごめん!!ハラミ見てた、、、うん!いいよ!」
シルはもはや話に参加する気がない様で、大判ハラミを輝く瞳で眺めている、、、。
さおり
「ふふふ!あんたね〜!ソヨヒト!私そろそろ野菜も焼いて欲しい!!」
ソヨヒト
「フッ、了解!シル野菜も食べるんだぞ!!」
シル
「ううっ、、、じゃ〜にーさんが綺麗に切ったナスで、、、」
さおり
「なにそれ!!ナスを綺麗に切ったって!!」
シル
「ナスが扇みたいになってるの!綺麗だよ!!」
さおり
「すごい!!早く食べてみたい!!」
ソヨヒト
「OK!野菜盛りも持ってくるな!!」
こうして、無事に二人の計画と焼肉パティーは大成功に終わった。




