焼肉パーティー開催!!①
ソヨヒト
「いらっしゃい!さおり!」
さおり
「なに?ここ!!すごいってもんじゃないんだけど、、、。」
さおりは借りてきた猫の様に、キョロキョロとした後、リビングの窓から外を眺めて、、、。
さおり
「ふっ、!!勝った!!」
ソヨヒト
「お前はいったいなにと、ただかったんだ?」
さおり
「いいの!これはお約束なの!!ね〜?シルちゃん!!」
シル
「フッ!勝った!、、、さおね〜なにとただかったの〜?」
さおり
「、、、ううっ、、、シルちゃんは同じ属性だと思ってたのに〜、、、。
や〜恥ずかしい〜くっコロ!!」
ソヨヒト
「ほらほら、バカなことしてないで!焼くよ!焼くよ!」
シルとさおりがテーブルの席に座ると、ソヨヒトが冷蔵庫からが綺麗に飾られた肉盛りを持ってくる。
シル
「うわ〜すごい!!綺麗に飾られてる!!この花びらってなに?」
ソヨヒト
「食用の花びらなんだけど、今日は飾りのみ」
さおり
「本当にすごいね!お店で出てくるレベルだよ!!」
ソヨヒト
「お褒めに預かり光栄でございます!!本日のホスト、シル様よりゲストのさおり様へのおもてなしの料理でございます!!」
相変わらずの意味不明のドヤ顔で言うソヨヒト!!
とりあえず、ドヤってるソヨヒトのために拍手をする二人、、、。
ソヨヒト
「本来であればベジファーストですが!ホストのシル様のよだれを止めるために、、、」
そう言いながら、カルビを2切れプレートに載せて、直ぐに塩胡椒をかける。
ふざけてる言ったつもりだったが、お肉の焼ける匂いのせいか、シルは本当によだれを拭いていた、、、。
カルビの表面に粒々の肉汁がで出来た、タイミングでひっくり返す。
ソヨヒト
「そろそろお二人のお肉が焼けますので、まずはサンチェを手におとりください!!」
さおり
「は〜い!!」
シル
「、、、はい」
二人の手のひらに乗せたサンチェの真ん中に、それぞれのカルビを乗せる。
ソヨヒト
「肉の旨みを信じてそのまま丸めてお召し上がりください!!」
さおり慣れた手つきで、サンチェで肉を包み、、、。
さおり
「いただきま〜す!モグモグ、、おおっ、、!!美味しい〜!!」
シルはあからさまな嫌な顔で、サンチェに包まれた肉を、、、!!
シル
「、、、いただきます、モグモグ、、、おおっ!なんだ!!これは、!!」
シルの不機嫌な表情が一気に、こぼれ落ちてしまうくらいのシルスマイルに変わる。
シル
「、、、!!にーさんなに?これ?魔法?
普通に食べるよりすごい美味しいんだけど!!」
ソヨヒト
「和牛はさしが入ってるからとても旨みが強く美味しけど、逆にそのサシがくどくなるんだよね!だからこうして野菜と一緒に食べると、旨みそのままで!くどさがなくなりより美味しく食べれるんだよ!ちなみに俺は少しクセのあるサニーレタスで、巻いて食べるのが好き!まぁ〜野菜嫌いのシルには合わないと思って今日は用意してないけど、、、。」
ソヨヒトはそう言いながら、厚切り牛タンを二切れプレートに乗せる。
シル
「、、、なるほどね、、、これがにーさんの言っていた料理の足し算なんだ、、、。」
ソヨヒト
「おお!シルその言葉覚えてたんだえらいぞ!!」
さおり
「ほんとソヨヒトは物知りだよね!」
ソヨヒト
「俺ってより、、、オトンだね、俺の知識はオトンから教えてもらったことばっかりだよ!!」
シル
「お義父さんってなんであんなにすごいんだろうね!なんでも出来るよね!」
ソヨヒト
「たぶん人より物事の本質を、見抜く力がずば抜けてるんだと思う。だから、なんでも人並み以上にはこなすんだろうな〜」
シル
「なら、にーさんも負けて無いね!」
さおり
「そうよね!ソヨヒトなんでも卒なくこなすもんね!」
ソヨヒトは焼けた牛タンを二人の取り皿に、、、
ソヨヒト
「それで?何企んでる?目的は?」
さおり
「ちょっと、、、シルちゃんもうバレてるわよ!!あんた余計なこと言った?」
そう言いながらレモン煮つけた牛タンをパクリ!!
シル
「◯△◻︎※、、、ゴクン!!牛タン幸せ〜!!私、余計なこと言って無いよ!!さおねーだよ!!」
ソヨヒト
「食べるか!喋るか!どっちかなさい!!」
こうして、恋愛以外の機微に無駄に敏感なソヨヒトに、焼肉をは食べながら説明することに!!