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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
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焼肉パーティー開催!(予定)

あれから数日が経った金曜日の朝、目が覚めると背中に柔らかいものを感じる、、、ここ数日感じていなかった人の温もり、シルが俺の背中を抱きしめて寝ていた。


シルを起こさない様に、布団から抜け出し起き上がるが、、、。


シル

「う〜ん、、、?ふぁ〜、、、ソヨヒトおはよ〜」


ソヨヒト

「おはようシル今朝はどうしたんだい?」


シル

「えへへ〜ソヨヒト寝顔見てたら眠くなって、、、。」


シルは上半身を起こして目を擦る。

シルの着ているパジャマは俺があげたクマ柄を複数あしらった夏パジャマ、あらためてシルが来ているのを見ると、とてもかわいい!シルはなにを着てもかわいい!


ソヨヒト

「パジャマ似合ってるね!シルは美人さんだからなに着ても絵になるよ!!」


シル

「えへへ〜ソヨヒトがくれたこのパジャマすごく着こごち良いの!ありがとソヨヒト!!」


あの日以降変化が二つあった。

シルは俺と二人の時は名前呼びをする様になった、本人曰く、ずっと名前呼びを考えていた様だけど、恥ずかしかったとの事。

もう一つは、シルは添い寝を要求しないで、自室で寝る様になり、、、って本来の姿なんだけど、、、けれど、今朝は俺の布団に潜り込んで来た、、、。


ソヨヒト

「喜んでもらえて良かった!さぁ〜朝飯にしよう!!」


シル

「うん!」


そう言って部屋を出てリビングに向かった。


朝食をとりながら、今夜さおりが泊まりに来ることについて確認をする。

さおりにゴリ押しされてことを、シルにどう説明するか悩んでいたけど、、さおりからシルに連絡を入れてくれたおかげで、シルもすんなりと受け入れてくれた。さおりの気遣いに感謝だ!


ソヨヒト

「それじゃ〜俺は夕飯の準備してするから、シルが迎えで良いね!場所はいつもの公園なんだけど、、、」


シル

「うんそれで良いよ、今日の夕飯はなにするの?」


ソヨヒト

「シルはなにが食べたい?」


シル

「おにきゅ〜!!」


ソヨヒト

「それじゃ〜焼肉パーティーは?せっかくオトンのカードあるんだから、サシの入った高い肉買ってやろうぜ!!」


シル

「おお〜和牛〜ですかぁ〜!!」


ソヨヒト

「リクエスト部位ある?」


シル

「牛タン!カルビ!ハラミ!」


ソヨヒト

「OK!確かあそこの肉屋なら良い肉があったと思う!!」


シル

「ふふ!楽しみ!」


シルから聞いた事がある話で向こうの世界にも、鳥、豚、牛肉に似た魔物はいるらしい〜当然食用となっているそうだけど、基本的に気性が荒いので家畜には向かないとの事、そもそも家畜の概念も薄く、ごく一部の王侯貴族で出回る量しか生産してないようだ、シルは元王女だけと逃げ落ちる日々に近い生活の為、肉は貴重な食糧だったようであまり口にする事が出来なかったと、、、。

逆に魚は大量に取れたようでシル曰く


シル

「魚は一生分食べました〜これからの時代は肉です!!」


だ、そうです、、、(笑)


今思えば、昨年の8月の末のBQQの時も、

多田野家恒例のアメリカンスタイルBQQのスペアリブとチキンステーキを、シルとローネさんは嬉しそうにを食べていた、、、。


ちなみに、後日談として、シルとローネさんはこちらの世界で、初めて和牛を食べた時、和牛の旨さにすっかり虜になったそうです、、、確かに和牛は美味いもんね!二人の好みの料理は、シルはワイルドに焼肉又はステーキ派、ローネさんはサシの入ったロースをしゃぶしゃぶ又はすき焼き派とのこと。


ソヨヒト

「味付けはどうする?」


シル

「う〜ん〜タレの漬け焼き?そのままタレを掛ける?、、、いや!やはりここは肉の実力を信じて塩とわさびで、、、」


シルは箸を止めて、真剣な表情で視線を左上を見ながら呟く、、、。


ソヨヒト

(とても半年前にこの世界に来たエルフとは、思えないぐらい食通みたいな表現をするよな)


ソヨヒト

「まぁ〜無難に醤油ベースのタレでいいか?」


シル

「うん!ソヨヒト作るの?」


ソヨヒト

「そうだな、、、それとも市販のがいいかい?」


シル

「ううん!私はソヨヒトの作るタレ大好き!!」


ソヨヒト

「OK!じゃ〜さおり迎えにいく前に、味見頼むな!!」


シル

「おねーさんに任せなさ〜い!!」


ソヨヒト

(よし!これで大体の事が決まったな!、、、あっ!、、、そう言えば、、、。)


ソヨヒト

「シル?この家にホットプレートってあるかな?」


シル

「無いよ〜」


ソヨヒト

(くっ!ここまで決めて肝心な物が無いとは、、、。)


シル

「ふっふふ!!おねーさんに任せなさい!!

こんな事があるだろうと、以前から調査をしていました!!」


ソヨヒト

「、、、調査?」


シル

「以前話したと思いますが、私はもうホットプレートで焼くお肉では、満足出来ない人です!よって、ロースターの購入も検討したのですが、流石にかさばる物を家に置くのは、、、

そこで、ドンキにて色々の調査をした結果!!とある焼肉プレートに、たどり着きました!!」


俺はいつにも増して真剣な表情のシルの言動に生唾を飲む、、、。


シル

「ズバリ!マルチグリドル!!これであれば、ガスコンロにセット出来て、熱伝導率も高く!焼きムラ防止になり、すり鉢状の形状がお肉の余分な油を取り除く。

そして、焼肉プレートの中心に集まった肉の油を使って野菜を焼くことにより、野菜嫌いの私でも数倍美味しく野菜を食べれる!そんな素晴らしい焼肉プレートです!!」


シルは得意げに語る、、、。


ソヨヒト

「おお!!なんかすごいね!」


シル

「すでに幾度の実験結果により、信頼性は確認済みです!!」


ソヨヒト

(あ〜何回は一人でご堪能したのね、、、)


シル

「ただ、残念なことに、前の家に置いてきてしまい、新しい物は買わなければなりません、、、でも幸いに、ドンキに行けば購入可能です!!

よって焼肉プレートとガスコンロの調達をお願いします。」


ソヨヒト

「おお〜なんかすごいねプレゼン!!出来る人だったよ!!キャリアウーマンみたいで、かっこいい!!」


シル

「フッ!!」


こうして久々の焼肉パーティーとなった。


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