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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
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バッテリーと充電電器

本日は月に一度、図書委員会主催の棚卸及び、図書室の清掃日。


なぜ図書委員会主催かと言うと、以前の様なにぎわいがなくなったと言えと、相変わらずシル目当ての男子生徒が入り浸るので、そう言うことならと、シル提案で一般生徒のボランティアを募ったところ、定員数を大幅に超える応募となり、今ではプレミアチケットと言われている。


まぁ当然と言えば当然だよね!陣頭指揮を取るのがシルなんだから、普段シルと話す機会が無い生徒も、この機会ならシルとの交流が出来る。あわよくばなんて思ってる輩もチラホラと、ほら〜やっぱり、3年のモテ先輩がシルにちょっかい出してる、、、お前は図書委員だろ!!


まぁこんなわけで俺としては、


ソヨヒト

「こんなに人がいるんだから、俺いらなくない?」


と、不参加を表明したら、、、。


シル

「ふ〜ん〜私の力になりたく無いんだ、、、。」


と、虫ケラを見る様な目をされて、、、。


ソヨヒト

(やめて、変な癖が生まれちゃう!!)


それ以来癖に目覚めるのが怖くて、そんなこと考えても口に出しておりません!!


そんでもって、俺は不真面目だから、本を確認するふりをして、やり過ごす、、、だめだった、、、。


シル図書委員長

「多田野さんすいません、ちょっとこっち手伝ってもらえますか?」


シルが手招きしている。


ソヨヒト

(明らかな職権乱用だぞ!異世界にはそんな概念ないのもしれんがな!!)


シル

「、、、、なにかご不満でも?」


ソヨヒト

「ノーマム!そんなことありません!」


シル

「よろし!多田野先輩は仕事を放棄してふざけてるのですね!、、、風紀委員長どう思いますか?」


さおり風紀委員長

「これはちょっと問題ですね!コンノさんこの場はお任せします。

多田野さんちょっと風紀委員室までご同行を!さぁ〜シル図書委員長参りましょう!!」


俺は罪なき罪で、またもや連行される、、、。


さおり

「はぁ〜疲れた〜なんなのよ〜あの男子ども〜

大体シルちゃん目当てのくせに〜なんで事あるごとに、毎回毎回私にも関係無い質問してくるの?」


シル

「さおねーは、まだ良い方だよ〜風紀委員長として、恐れられてるから〜私なんか、仕事の仕方教えてとか、このあと空いてる?とか、どさくさに紛れて触れてくる輩も〜マジあの三年うざい!!」


ソヨヒト

「はは、、、2人ともうお疲れ〜でも、シルはわかるけど、なんでさおりは毎回参加するんだ?」


さおり

「あんたね〜こんな大規模なイベントがあるのに風紀が乱れないと思ってるの?それと、このイベントのおかげで、わたしもソヨヒトと一緒にいら、、、シルちゃん?この鈍感いい加減、本当に指導してもいい?」


ソヨヒト

(まぁそんなことだと、、、。)


シル

「いいよ〜!そのあとわたしが優しくにーせんをあ介護するね!!」


さおり

「それずるい!大体シルちゃんの配下でしょ!

ビシッと指導しなさいよ〜!!そしたらわたしが優しく介護するから!!」


ソヨヒト

「なぁ〜お前ら俺を出しにしてサボってるくせにスゲ〜いい様だな?」


シル

「なにが〜?恋人のピンチを助ける?誰の仕事?」


さおり

「誰の仕事?」


ソヨヒト

「、、、、俺です。」


シル

「多田野先輩ちょっとこちらに、、、。」


ソヨヒト

(あれ?雰囲気変わってる、、、怒ってるのかなぁ〜)


恐る恐るシルのそばに寄ると、、、


シル

「充電開始〜!!」


そう言って俺に抱きつく、、、。


ソヨヒト

(ははは、、、そう言うことね、、、。)


さおり

「あっ!シルちゃんズルい!!次わたしだからね!!」


シル

「はぁ〜充電完了!!

しょうがない〜さおねーにも充電器貸してあげる!!」


ソヨヒト

「人を充電器扱いするな!!」


さおり

「ちょっと恥ずかしいとけど、、、じゅうでんかいし?」


そう言ってぎこちなく俺に抱きつく、、、。


ソヨヒト

(なんかシルと違って、ぎこちなさが新鮮だな〜)


さおり

「、、、、、、、、

、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、」


シル

「ちょっとさおねー!充電長いよ!!」


そう言われたさおりは俺から離れて、


「ごめんなさいねシルちゃん!わたしはシルちゃんと違って、古いバッテリーだから充電が長いのよ、あとすぐにバッテリー切れるから小まめに充電しないと!!ソヨヒト手伝ってね!」


ソヨヒト

(なにどさくさに紛れて上手いこと言ってる!)


シル

「私だって充電半分だもん!!」


さおり

「わたしはまだ三分の一!!」


ソヨヒト

「はいはい!おしまい!そろそろ戻らないと

まずいよ!!」


俺はそう言って部屋を出る。


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