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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
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再確認

シルはしばらく俺に抱きついた、、、そして


シル 

「充電完了!!」


そう言って、ベットに横になり、スマホをいじっている、、、。


俺は心を落ち着かせるために、勉強をしようと立ち上がろうとするも、腕を掴まれてシルに止められる、、、諦めて近くにあった、読みかけの本に手を伸ばして読む、、、。


ソヨヒト

(ダメだ、、、全然頭に入って来ない、、、シルの唇、、、柔らかかったら〜、、、すげ〜マジ、キスってすげ〜ドキドキが止まらん!!)


シル

「にーさん、、、さっきからニヤけてるよ?

思い出しちゃった?エッチ!!」


ソヨヒト

「意識するなってのが無理があるだろ、、、

大体ラブコメ展開なら、こう言う時は、した方が恥ずかしくなって、逃げるもんだろ、、、。」



シル

「うんうん!にーさん恥ずかしくなっちゃたんだね!まぁ私も恥ずかしいけど、にーさんと、こうやってイチャイチャしてる方が、良いから逃げない〜だからにーさんも逃げちゃダメ!!」


ソヨヒト

(シルって強い子だよなぁ〜)


ソヨヒト

「なぁ〜疑問なんだけど、、、俺のどこが良いんだ、、、もっと他にいるだろ?」


シル

「う〜ん〜?」


ソヨヒト

「おいおい無いのかよ、、、」


シル

「、、、大人?、思いやりがある、頼りになる、賢い、カッコいい、かわいい、色々?」


ソヨヒト

「なんか抽象的だな、、、。」


シル

「じゃ〜逆に、にーさんはなんで私になびかないの、、、具体的に述べよ!」


ソヨヒト

「、、、難しいな〜なびくなびかないは、別として、、、、。」


そう言って、ベットで横になりながら、頬杖して頬を膨らませてるシルの頭を撫でる。


ソヨヒト

「シルのことは好きだよ、恋人として、、、家族として、、、シルに恋人って言われて嬉しかったし、これでも結構なびいてると思うよ、昔に比べたら、、、でも、、、やっぱり先を求めて無いんだよなぁ、、、なんて言うか、、、例えば、広大な大自然の風景を見ると、圧倒されるだろう、、、人によっては、自分自身もその一部として捉える事が出来る人もいれば、俺には眼下に広がる風景、、、漠然としすぎて、モニター越しに見える感覚、、、そんな感じかなぁ、、、」


シル

「それって実態がないってこと?」


ソヨヒト

「実態も、実感もあるよ、、、現にシルの頭を撫でてる、、、。」


シル

「、、、女性としての魅力、、、性欲が湧かないってこと?」


ソヨヒト

「そんな事ないよ、、、でも触れ合いたい、、、そうは思わないかな?シル以外の女性も同じ、、、。」


シル

「ふ〜ん、、、。」


ソヨヒト

(まぁ、、、納得はしてくれないだろな、、、。)


シル

「さおねー、待たせてるのも同じ理由?」


ソヨヒト

「そうなるね、、、。」


シルは起き上がり、俺に抱きつき、、、。


シル

「私は待ってあげない〜♪ソヨヒトすぐに死んじゃうもん、、、。」


ソヨヒト

「、、、、」


ソヨヒト

(そうか、、、俺にとってはこれからの歳月は長い人生の歩み、、、でも、、、シルにとっては、悠久の時の中のごくごく短い時間、、、そんなのでともに歩むなんて、、、。)


シル

「お母さんの再婚は、色々訳あって今こうなってるけど、、、正直最初は理解出来なかった。

エルフと人族は姿形は似てるけど、決定的に生きる歳月が違う、、、お母さんはこれからも若く美しくまま、、、でもお義父さんはすぐに老けて、、、でも、最近わかってきたの、、、それでも一緒に居たいって思う気持ちが、、、だから、私は待たない、、、逃げない、、、しっかり私を抱きしめて、、、。」


俺はシルを抱きしめる、、、。


ソヨヒト

(そうか、、、俺はバカだ、、、ずっと勘違いをしていた、、、シルは普段からおっとりしているけど、それとは全然違う思いを持っている、、、シルは焦っているんだ、、、限られた俺との時間に、、、だから急に距離を縮め、半ば強引に恋人となった、、、。)


整理のつかない思いを抱えて、俺はシルを抱きしめる、、、シルも俺を抱きしめ返して、俺の頭を撫でていた。

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