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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
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シル

にーさんとシラカワ先輩の話は、全部が聞き取れたわけじゃないけど、、、理解はしている。


ソヨヒト(にーさん)はとても素敵な人だ、、、賢く言葉選びが上手で、誰にでも優しい、、、そんな人がモテないはずがない、、、けれど彼は私のもの、、、誰にも渡さない、、、渡したくない、、、。


にーさんとシラカワ先輩が、日比谷公園に着くことなく別れたの知り、さおねーには適当なことを言ってその場で解散した。

なぜかさおねーも上の空だった、、、。

てっ、、、今はそれよりも、、、。



シラカワ先輩と別れて、家に帰ると誰も居なかった。


ソヨヒト

「みんな出掛けてるのか〜」


なんか疲れた、、、自室に入りベットに横になる、、、程なくして玄関が開く音が聞こえた。


ソヨヒト

(誰か帰った来たか?)


階段を登る音足音が、俺の部屋で止まる。


ソヨヒト

(オトン?いやシルか?)


ノックの音もなくドアが開く、、、そこに立っていたのは、暗い顔のシル、、、。


ソヨヒト

「お帰りシル、、、どうしたんだい?」


シル

「、、、、」


シル無言のまま俺に近寄り、ベットで横になる俺に無言で添い寝するように抱きつく、、、。


シル

「バカ〜、、、。」


シルはその言葉以外なにも言わない、、、。

俺はシルの頭を撫でてやるつもりで、シルの頭を触ると、、、。


シル

「勝手に触るな、、、女たらし、、、。」


と、俺に抱きつくシルに、理不尽にも怒られた、、、。


ソヨヒト

「シル、、、どうしたの?なんかあったかい?」


シル

「、、、あったからこうしてるんでしょ!!」


またまた理不尽に文句を言われる、、、。


ソヨヒト

「お寿司屋さんのいくら美味しかった?」


シル

「、、、、ふふふ!知ってたんだ!」


俺に抱きつきながら、ポカポカ俺を叩く。


ソヨヒト

「気がついた時は、びっくりしたよ、、、。」


シル

「あのお店、、、お義父さんに連れてってもらったことあるんだ、、、。」


ソヨヒト

「さおりと一緒に居たのは、、、偶然じゃないよな、、、。」


シル

「、、、うん」


ソヨヒト

「だから怒ってるの?」


シル

「だから怒ってるの!」


ソヨヒト

「ごめん、、、。」


シル

「別に、、、いいけど、、、。」


俺は体を起こして、まっすぐにシルを見つめる、、、。


シルも体を起こすが、顔を横にそらして目線を下に向けて俺の目を見ない、、、。


最近すっかり見ることが少ない、大人シル、、、色気のある綺麗な女の人、、、。


俺は一呼吸入れて、


ソヨヒト

「シル、、、俺らの関係は、、、」


そこまで言うと、シルは右手の人差し指で、俺の口を紡ぎ、顔を横にしたまま目線だけ俺を見て、、、。


シル

「それはダメ、、、認めない!!ソヨヒトがなにを言いたいかわかるけど、ダメ、ソヨヒトは私のものそれは譲らならい、、、」


シルに名前で呼ばれ、びっくりしたが、それ以上にシルの発言にもびっくりした。


シルは、ため息を一つして、、、。


シル

「ハァ〜、、、まぁ〜今日の事は問い詰めない、にーさんの多少の浮気も許す、でも私が一番それ以外認めない、、、。」


そう言って、シルは俺を紡ぐ人差し指を外す。


シルの言動になぜかムキになり、


ソヨヒト

「それって、、、この前の頼み事のためか?それに俺が必要なのか?」


思わず感情的に聞いてしまった、、、。


シルはしばし考え、、、再度俺の口に人差し指を当て、、、。


シル

「違うよ〜」


笑顔でそう言うシルの人差し指が、俺の口から外れた瞬間、、、


シルが俺にキスをした、、、。


一瞬だったが、確実に互いの唇が、触れ合った、、、。


シル

「コレが私の気持ち、、、ソヨヒトより長い年月を生きて初めてのキス、、、だよ、、、。」


そういって、シルは俺に抱きつき、、、。


シル

「この間の話はおまけ、、、私の目的はソヨヒトと一緒にいる事、、、。」


俺はその出来事その言葉にただ茫然としていた。


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