表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
173/535

宣言

ソヨヒト

「そういえば、さっき聞きそびれたんですけど、先輩の髪色、、、。」


シラカワ先輩

「あっ!そうでしたわね!ごめんなさい

せっかく興味を持って頂いたのに!」


シラカワ先輩はすごく嬉しそうに言う。


シラカワ先輩

「お恥ずかしい話なのですが、、、実は、ソヨヒト君が、金髪が好みとの噂を聞きまして、、、。」


ソヨヒト

「はっ、、はい、、、?」


突然ことにすっトンキョンな言葉が出る。


ソヨヒト

「金髪が好き?それって僕がって事ですか?」


シラカワ先輩

「はい、、、噂なのですが、年下金髪のシルさんにはとても優しいのに、同級生黒髪の雲野さんには冷たいとか、、、。」


ソヨヒト

(いや、それはさおりにからかわれるから、

冷たくあしらっているわけで、そもそも昔からの関係でって、他人は知らんか、、、それにしても、シラカワ先輩は、かなり俺達のことを調べている。

余計な嘘はまずい、下手な嘘が仇になる)


ソヨヒト

「さおり、、、雲野とは中学からの同級生なんですよ。

だから彼女との昔からそんなノリなんですよ。

シル、、、ミネフトさんとは公表してませんが、父方の遠い親戚なんです。

だからなんか妹みたいで、、、。」


シラカワ先輩

「雲野さんと中学からの同級生とは、存じてましたが、、、シルさんとはそうだったのですね、、、。」


そう言って、シラカワ先輩は考え込んでいた。


ソヨヒト

(やはり調べはついていたか、油断出来ない人だな、、、。)


シラカワ先輩が立ち止まる、、、そして。


シラカワ先輩

「単刀直入に聞きます!ソヨヒト君は、シルさんのことは、、、?」


そう来たか、、、俺は意を決して言う卑怯な言葉を。


ソヨヒト

「好きです。女性として、親戚、家族としても、、、でもそれと同じくらい、さおりのことも好きです。

俺はずるい男です。」


シラカワ先輩の顔に落胆の表情が浮かぶ、、、。


ソヨヒト

(あ〜当然のように軽蔑されるよな〜でも、それが俺の答え、甘んじて誹謗中傷を受けよう、、、。)


しばしの沈黙が続く、、、周囲からは、道端で立ち止まる若い男女に、当然の様に不審な視線が向けられる。


俺はその視線が、自分を非難する視線のように感じた、、、そしてシラカワ先輩の重い口が開き、、、。


シラカワ先輩

「お二人との関係は調べていたので、なんとなく理解しておりました、、、でも正直、

直接言われるとヘコミますね、、、ソヨヒト君、、、その、、、私もその中に混ぜてもらえませんか?」


ソヨヒト

「、、、、はい?、、、シラカワ先輩なんて言いました?」


シラカワ先輩

「その、、、つまり、ソヨヒト君は今は誰を選ぶまか決めかねてる、、、つまり誰のものでも無い、、、なら私がそれに乗じても良いですか?」


ソヨヒト

「いや、、、それは、、、」


シラカワ先輩

「そうですね、ソヨヒト君に同意を求めるのは卑怯ですね、ごめんなさい。

あらためて宣言します。

私は貴方が好きです。

この1ヶ月、、、貴方達の関係を知って、尚もこの気持ちを誤魔化せませんでした。

だから認めます。

コレから貴方を、振り向かせてみせます。」


シラカワ先輩はスッキリした表情で、笑顔を浮かべながら。


シラカワ先輩

「今日はありがとうございました。

約束通り本日は先月のお礼の、食事だけにします。

また日をあらためてデートのお誘いしますね!後、学校で声掛けても無視しないでね!約束よ!じゃ〜バイバイ!ソヨヒト君!!」


そう言って、シラカワ先輩は来た道を戻って行った、、、。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ