ミッション:インポッシブル?
お店の店員
「本日はお越し頂き、ありがとうございます、シラカワ様、どうぞこちらへ、、、。」
シラカワ先輩
「ありがとうございます。
さぁ、、、ソヨヒト君参りましょ!!」
店員に連れられ、奥の席に案内される。
席には、ご予約席と書いてあるプレートが置いてある、、、。
シラカワ先輩は、奥の席に座り、俺が対面の席に座ろうとすると、、、。
シラカワ先輩
「出来れば、、、隣の席に座って頂きたいのでが、、、また今度しましょう、、、。」
と少し残念そうな顔をして言う、、、。
ソヨヒト
(いやいや、仮に隣に座るにしても、こんな高級そうな寿司屋じゃ無いでしょ?)
ソヨヒト
「そうですね!おしゃれなカフェでは、カップルがそんな座り方をするようですね。」
シラカワ先輩
「まぁ〜カップルだなんて、、、」
ソヨヒト
「、、、、」
お店の店員
「失礼します。お茶とおしぼりです。
のちほど、隣にご予約のお客さんが参りますので、ブラインドを下げさせて頂きます。」
そう言って、店員が天井に設置されている、吊るしブラインドを下げる。
隣の席との仕切りが出来た事で、ほぼ個室の様になった。
シラカワ先輩
「メニーは事前にこちらで決めさせて、頂きました。」
ソヨヒト
「わさわさすいません、、、このお店結構なお値段するんじゃ無いですか?」
シラカワ先輩
「ランチは意外と安いんですよ!」
ソヨヒト
「そうなんですか?そういえば、よくご家族で来られるって言ってましたけど、、、。」
シラカワ先輩
「はい家族全員、ここのお寿司が好きですね、ソヨヒト君がお寿司が好きだって、伺った時から、一度召し上がって頂きたいと思いました。」
シラカワ先輩は、この後ご自身の家族について話してくれた、どうやら結構なご家庭だと思うエピソードがいくつもあった。
程なくシラカワ先輩の話を聞き、会話が途切れたタイミングで、疑問に思っていた事を聞いてみた。
ソヨヒト
「そういえば、シラカワ先輩と初めてお会いした時、黒髪でしたよね?」
シラカワ先輩
「そうですね、実は、、、」
シラカワ先輩の話を、遮るかのように、
お店の店員
「お待たせしました。
こちらがランチでございます。」
店員がそう言って、お皿に乗ったお寿司10貫盛りと、お吸い物を配膳する。
店員さんが、旬のお魚の説明をしてくれるけど、、、さっぱりわからん!!
さすが、シラカワ先輩!!わかってるんだよな?
シラカワ先輩
「それでは、ソヨヒト君!!頂きましょう!後、作法なんて無粋なことは気にしないでくださいね!本来お寿司は、今で言うなら江戸のファーストフードなんですから!!」
ソヨヒト
「そうなんですか?何かそんな話があるのですか?」
シラカワ先輩
「ふふふ、私が個人的にお寿司のマナーが嫌いなだけです、、、手で食べる、薄い淡白なものから食べるなどが、命令されてるようで、、、好きなもをの、好きなように食べたいんです!!(笑)」
ソヨヒト
「ふふふ、、、同感です。」
そういえば、隣の女性客、、、二人組かな?さっきら一人は、ずっといくらを大量に注文してるなぁ〜(笑)
なんか北海道のシルを思い出すな、、、?
、、、、、あれ?、、、、この声、、、。
俺は、黙食をするフリをして、隣の会話を盗み聞きする、、、、。
???
「シルちゃんって、、、いくらしか食べないの?このイワシなんか、入梅イワシだから美味しいわよ?」
シルちゃん?
「昔、さんざんさかな食べたから、私はもういいの!!それより、さおねーはいくら食べないの?」
さおねー?
「あんたのその食欲見てたら、もうお腹いっぱいよ〜ったく、、、ソヨヒトもどっか行っちゃっただろうし〜」
ソヨヒト
(マジか!!隣の席にシルとさおりがいるぞ、、、なんでだ?偶然か?)
シラカワ先輩
「ソヨヒト君?どうしました?美味しくありませんか?」
ソヨヒト
(やばい、、、名前呼ばれた、、、シルなら確実に聞こえてかもしれない、、、どうしよう?)
次回!!ソヨヒト、、、死す!!乞うご期待!