ミッション:インポッシブル②
???
「ターゲット、、、要注意人物と接触確認、、、。」
???
「ラジャ!引き続き監視を強化せよ!!、、、、、って、シルちゃん、、、わたし後ろで見てるのに、その報告必要?」
シル
「さおねー、、、せっかく、スパイごっこ出来るのに〜!!」
さおり
「まぁ、、シルちゃんが変なこと考えたから、こうしてソヨヒトの浮気現場を、押さえる事が出来るんだけどね、、、。」
シルはソヨヒトが、コソコソスマホをいじっているのを知っていたが、最近読んだ漫画スパイ家族の影響で、あえて問い詰めないで、さおりに報告して泳がせていた。
シル
「それで?LENEのやり取り通り、ターゲットの接触を押さえたけど、、、踏み込む?」
さおり
「いいえ、証拠としてまだ弱いわ、、、
もう少しターゲットを泳がせるわよ!!」
サングラスと帽子、マスクと、二人揃って似た格好の、あからさまな不審者スタイルでも、美少女とわかる二人は、周囲から目立っていた。
シラカワ先輩
「それでね、、、」
シラカワ先輩は、遅刻した事の謝罪も悪びれる事も無く、まるで何も無かったかのように、会うなりいろんな話をしてきた、程なく先輩の話を聞いていると、、、。
シラカワ先輩
「今日わざと遅刻したんですけど、、、ソヨヒト君何にも言わないんですね!」
突然そんな事を告げられる。
ソヨヒト
「まぁ、大した時間でも無かったので、、、。」
シラカワ先輩
「ソヨヒト君って、やっぱり素敵な人ですね!!」
ソヨヒト
「あはは、、、からかわないでくださいよ、、、それで、どちらに向かってるのですか?」
ソヨヒト
(そもそも待ち合わせが銀座ってどうなのよ?コレから飲みに行くのか?)
シラカワ先輩
「ふふふ秘密です。
それよりも、ソヨヒト君、、、普段サングラスとかお付けにならないのに?そう隠されてしまいますと、寂しいですわ、、、。」
ソヨヒト
「あはは、コレはちょっと、はい、、、外します、、、。」
ソヨヒトは、説明をするのが面倒になり、素直にサングラスと帽子、マスクを外して、カバンにしまう。
シラカワ先輩
「やっと天岩戸から、出てきてくれましたね!」
ソヨヒト
「、、、、? 天照大神が隠れた岩戸ですか?」
シラカワ先輩
「さすが学年一位の学力ですね!」
ソヨヒト
「たとえがユニークですね、、、そろそろ目的の場所に着きますか?」
ソヨヒト
(でも、銀座って普段来ないから、なんか怖いな、、、マジで飲みに行くのか?それとも、同伴でこの後、たかられるのか?)
シラカワ先輩
「ふふふ、秘密です。」
程なくシラカワ先輩と歩き、とある雑居ビルの中に入った、、、。
店の前には〇〇寿司と書いてある、、、。
ソヨヒト
「、、、お寿司ですか?しかも銀座?」
シラカワ先輩
「ふふふ!ソヨヒト君!お寿司が好きだって、ほら!LENEで!!」
ソヨヒト
「いえいえ!俺が好きなのは、100均寿司ですよ!!こんな店構え、しかも銀座なんて、、、。」
シラカワ先輩
「大丈夫です。家族でよく来る馴染みのお店なので、予約もしてありますし、、、!!ひょっとして、お寿司、お嫌い?でしたか、、、?」
ソヨヒト
「いえ、お寿司は好きですよ、でも、、、。」
シラカワ先輩
「ならよかった!!でわ!入りましょう!!」
そう言って、腕を掴まれて、お店の中に入った、、、。
さおり
「何やら高そうなビルね、銀座って言うからてっきり同伴かと、、、。」
シル
「このお店、、、それより同伴ってなに?さおねー?」
さおり
「、、、お姉さんが悪かったわ!!ついソヨヒトありきのボケを、忘れてシルちゃん!それより、シルちゃんこのビル知ってるの?」
シル
「お義父さんとお母さんと、よくこのお店にお寿司食べにきた!!」
さおり
「、、、そうなの?銀座のお寿司って高いんじゃ無いの?」
シル
「うん、多分?お魚あんまり、良い思い出ないから、、、でも、玉子焼きとプチプチ、いくら?好き!!」
さおり
「残念だけど、私たちだけだと入れないわね〜」
シル
「、、、お義父さんに電話してみる、、、
あっ!お義父さん?、、、うん、あのね、、、わたしプチプチ食べたいの、、、うん!今いつものお店の前に、、、うん、あと、お友達も一人いる、、、やった!!ありがとう!お義父さん!!大好き!!」
そう言って、シルは電話を切る。
上機嫌のシルは、
シル
「じゃ〜中に入ろう〜!!」
さおり
「ちょっと!!シルちゃん今どう言う状況?」
シル
「あっ!!ごめん、お義父さんがお店に連絡してくれるって、!あと、お義父さんにカード貰ってるから、それ使って、お友達と好きだけ食べて良いって!」
さおり
「そうなんだ、、、すごいお父さんね、、、でもシルちゃんこのビル、それなりに飲食店入ってるけど、そのお寿司屋さんにソヨヒトいるの?」
シル
「、、、わからない、、、でも、いくら食べれるよ?」
さおり
「、、、、まぁ〜いいわよせっかくだから行くわよ!!」
こうして、シルとさおりもお店に入って行った。