プレゼント決定!
アニメイトの中を色々探したが、決め手となる物が無かった。
シル
「可愛いのはいっぱい、あるんだけどね〜
プレゼントとしては、どうなんだろう?」
ソヨヒト
「確かにアクリルスタンドを、5姉妹分買うと、結構な金額いきそうだな〜」
シル
「せめて推しがわかれば、アクスタも選びやすいのにね〜」
ソヨヒト
(おい!異世界義妹よ!!なぜ専門用語を知っている、、、?
あるんか?、あるんか?異世界にもアニメイトあるんか、、、?)
ソヨヒト
「すごいね〜シル専門用語も知ってるんだね!」
シル
「うん!お義父さんが、この世界では必須だからって、お母さんとお勉強した〜」
ソヨヒト
(オトン!!あんたって人は、、、素敵!!)
やばいぞ!うちの義妹は、
青目金髪ロングエルフオタ属性
という新たなる属性を確立してしまった。
俺は今歴史の転換点を目撃して〜、、、。
シル
「ちょと、、、にーさん聴いてる?」
ソヨヒト
「あっごめん考えごとしてた、、、。」
ソヨヒト
(アホな事考えてたなんていえません!)
シル
「もう〜それで、どうしよう〜なんかないかなぁ〜?、、、お義父さん、おもちゃ好きだから、ボートゲームとかどうだろ〜?」
シルの元気が無くなって来た。
ソヨヒト
「ボートゲーム〜?、、、あっ!あった!
ちょっと待って、、、。」
俺はスマホで調べる、、、!やった!!
ソヨヒト
「シル、オトンのカード持ってる?」
シル
「持ってるよ、いつでも欲しい物があったら、買って良いって言われてる、、、。」
ソヨヒト
(なんだこの差は、、、あいつ美人に弱いんだな!!、、、まぁ〜わからんでもないが)
ソヨヒト
「ちょっと反則的な技になるけど、まぁ〜オトンのためだし、あのね、五姉妹のゲームが出てるんだよ、それネット調べると、ダウンロード版なら安く買える、だからゲーム機本体は、オトンのカードで買って、その中にダウンロードゲーム入れてプレゼントしたら?」
シル
「そんな事して良いのかなぁ〜」
ソヨヒト
「まぁ〜本来ならね!でも、オトン金持ちだし、この事を話さないで、シルがゲーム欲しいって言って買っといて、それをプレゼントしても、オトンの事だから喜ぶよ!」
シル
「、、、、わかった、、、とりあえず聴いてみる。」
シルはスマホでオトンとやり取りをする。
シル
「好きなだけ買って良いって!」
ソヨヒト
「マジで、、、あのシル様、、、。」
シル
「だめです、、、私も興味あるけど、、、買うのはお義父さんの分だけ!!」
ソヨヒト
「、、、ですよね」
シル
「じゃ〜ゲームコーナー行ってみよう」
こころなしか、少し元気になった様にも感
じる。
シル
「にーさん?ゲーム機これ?すごい!綺麗な色いっぱい!!どれがいいかなぁ〜?」
ソヨヒト
「シルが決めればいいんじゃ無いか?どの色もきっと喜ぶよ!!」
シル
「この桜色は?かわいい!!」
ソヨヒト
「あ〜それでいいんじゃ無いか?」
シル
「、、、、、」
ソヨヒト
「どうした?」
シル
「私も次のバイト代で買おうかなぁ?」
ソヨヒト
「シルは偉いな!オトンのカードあるのに!!」
シル
「なんか、、、にーさんに悪いから〜」
ソヨヒト
「ふふふ、、、ありがとシル、、、でも、俺の事は気にするな!!元々、俺自身が甘えて上手じゃ無いんだよ〜その、、、なんだ、対抗心ってやつかなぁ?ほら、オトンって苦学生だったろ、、、?だから、なんか負けたくなくてね、、、それで、なるべく自分で、、、ね!」
ソヨヒト
(今まで、誰にも言ってこなかった本心、、、初めて話したかも、、、。)
シル
「フフフッ、、、なんかそう言うところ、にーさんぽくて好き、、、。」
ソヨヒト
「あはは、自分で言って恥ずかしくなった、、、さぁ〜それ買ったら!次はソフト!!つまりプリペイドカードを買うぞ!!」
恥ずかしさを誤魔化す為に、話を変えた。
無事にプレゼントも決まり、ゲーム機のセッティング、ソフトのダウンロード等を、行っていたらすっかり遅くなったが、家の前まで来た時に、シルから質問される。
シル
「すっかり遅くなっちゃったね!ところで、にーさん何プレゼントするの?」
俺は庭の見ながら、、、。
ソヨヒト
「あ〜庭に落ちてる石でも拾って、プレゼントしようかなぁ?」
シルも庭を見ながら、、、。
シル
「プレゼントってそんなのでもいいの?」
ソヨヒト
「まぁ〜オトンだからいいんじゃない?」
シル
「またふざけて、、、」
玄関を開けながら、、、。
ソヨヒト
「あら?シルちゃん、そんなプンプンしてると、せっかくのかわいいお顔が、台無しですよ〜」
シル
「ちょっと!!にーさんからかわないで!!」
あら?さっきは散々俺を、からかったのに、、、なんて理不尽?お腹空いてるのかしら?
ソヨヒト
「ただいま、、、ごめんって、ごめん」
シル
「もう〜にーさんそう言うところだよ、
全く、、、ただいま。」
俺は理不尽にも、玄関先でシルに怒られた。
その後の夕食も、おねだりという大義名分で、賠償として、シルにトンカツを献上する事に、、、。
俺はただただ苦笑いした、、、。




