バイト代
シルと登校していると、
シル
「そうだ、見てにーさん!」
そう言いながら、一万円札を見せてくる。
ソヨヒト
「おお!これは新札の、、、って新札って来月からじゃね〜?」
その瞬間、、、視界が歪む、、、グルグルと周り、、、声がきこえる、、、。
ZERO少尉
「ダメだ、、、それはタイムパラドックスだ!!スネーク!!、、、、、、!!
意識が薄れていく、、、、。
はっ!、、、目を覚ます。
さっき歩いていた道を歩いてる、、、。
少女の声が聞こえた、、、。
「そうだ、見てにーさん!」
隣に居る少女、シルが俺にお札を見せる、、、やだ、見たく無い、、、怖い、、、シルが見せてくれた一万札は、、、諭吉さんだった、、、、。
ソヨヒト
「シル、、、異世界って知ってる?」
シル
「、、、、、うん、、、どっちかって言うと、私そこからきたから、、、。」
ソヨヒト
「、、、今、、、俺、、、一瞬だけ行ってきたかも、、、。」
って、昨日のゲームの影響で、そんなつまらない妄想をしていると、、、。
シル
「にーさん、放課後空いてる?」
ソヨヒト
「なんだ?デートのお誘いか?それでご馳走してくれるのか?」
シル
「ブー!女の子にたかるんじゃありません!」
ソヨヒト
(だから誰からそんなこと教えてもらった、、、さおりか!さおりが悪の根源か?)
シル
「明日お義父さんの、お誕生日なんだけど、その、、、プレゼントを、、、。」
おお!忘れてた!そういえばそうだ!やば!どうしよう、、、。
ソヨヒト
「さすがシルだね!えらいぞ!」
シル
「うん!お父さんには、お世話になってるから、でも、喫茶店のバイト代でついついお菓子買っちゃって、、、」
なるほど!それで日雇いのモデルか!
それにしてもお菓子に消えたとは、、、。
ソヨヒト
「つまり、買い物一緒に着いてきて欲しいんだな!」
シルはすごく嬉しそうに
シル
「うん!お願い!」
こんな可愛い顔見せられて断れるはずもなく、、、放課後、、、。
ソヨヒト
「シル、具体的に上げたいものとか、イメージ出来てる?」
ショッピングモールの、エレベーターに乗りながら、俺の前に居るシルに聴く、シルは後ろを振り返り、俺の目線まで顔近づけて、、、。
シル
「う〜ん?一緒に考えよ!」
と、言って正面に戻る。
やば、、、思わずキスされるかと思った、、、すげードキドした、、、。
エレベーターを降りると、シルは俺の腕に抱きつき、、、。
シル
「ねぇ〜ドキドキした?」
と、言ってクスクス笑っていた。
全くこの子は、、、でもこの感じ、、、!!あのヤロ〜このイタズラはさおりだなぁ!!
ソヨヒト
「無難なのは、消え物なんだけど、、、例えば、、、なんだ?」
やば、、、全然思いつかん!って言うかオトンって何が好きなの?オカン、オカンだな、、、売ってるわけ無いだろ!!
シル
「それで、、、?にーさん決まったの?」
おい!義妹!言い出しっぺはお主だぞ!
ソヨヒト
「ドラえ◯ん!オトン好きだから、ぬいぐるみとかは?」
(ダメだ、、、良い歳のおっさんがもらって喜ぶわけない、、、。)
シル
「う〜ん!良いね!ド◯ちゃん可愛いし!あとミ◯ドラとドラ◯ちゃん付ける?」
、、、、最近思うだけど、、、お前絶対エルフって設定嘘だろ〜!お前生粋の日本人だなぁ〜
俺は知ってるぞ!吉本に英語が話せない、外人もどきの日本人がいるの!!
ソヨヒト
「よく知ってるね!」
シル
「うん!お父さんのお勉強に良くで出来たの!あと映画見たよ!でも、普段は、◯太君いじめる、ジャイ◯ンって、なんで映画だと、カッコよくなるんだろ〜」
うんわかる、、、日本人なら誰もが感じてる、、、シルも立派なジャパニーズ魂持ってるね!心の友よ〜!!
ソヨヒト
「とりあえず、おもちゃ売り場行ってみよう」
目的の商品見る、、、値札を見てシルが固まる
ソヨヒト
「おい!あのたぬき、予想以上に高いな〜」
俺も値札を見て思わず声が出る、、、。
シル
「そうだね、、、使えないポンコツロボだね、、、。」
予算オーバーなのだろ、、、シルが意気消沈している。
ソヨヒト
「そうだ!オトン5姉妹好きだった!アニメイト行けば、なんかグッズあるかもよ」
シル
「あっ!五姉妹良いね!私も好き!!」
ソヨヒト
「そうなんだ、まぁ俺の漫画良く読んでるもんなぁ!」
シル
「あっ、、、うん、、、そうだね、、、。」
なんだ、、、突然シル目が泳いだぞ、、、
おいなぜ目を逸らす、、、。