モデルアルバイト③
撮影が終了したのは、16時に差し掛かろうとという頃だった。
「お疲れ様、、、」
「お疲れ様です」
「おつ、、、」
あちらこちらで、互いの労をねぎらう、声が響く、、、。
本当にお疲れだよ〜、俺なにもしてないけど〜、ひたすら見てたんだよ〜、確かに一回スマホいじったよ〜、だってすごい暇なんだよ〜、、、俺一人ただぼーとしてたんだよ〜
そりゃ〜ついついだよ〜!そしたらさ〜そりゃ〜色々ポーズとる二人は大変だと思うよ〜
でも、仕事だよ〜仕事舐めるな!!
俺は仕事じゃ〜ないよ〜
多分俺を白い目で見てた人は、俺の事すげー暇人と思ったよ〜、確実に思われてたよ〜
だからスマホいじったよ〜、ゲームしてたよ〜
二人にすごい目で睨まれたよ〜、なんで?
「お疲れ様シル大変だったね!」
「あっ!一人スマホいじってた、にーさんお疲れ様♪」
「、、、、」
「一人スマホで遊んでた、ソヨヒトお疲れ様〜♪」
「、、、お疲れ様さおり大変だったね。」
なんだこの言われようは、、、。
「にーさん私、にーさんのために、一生懸命ポーズとったのに、、、」
あれ?これ俺のためなの?、、、
諭吉さんのためじゃなくて?
「シルちゃんは、この鈍感にそんな事を言ってもダメだよ!どうせ、お色気が無いから、興味無くなって、スマホでエロ見てたんだよ〜、、、、最低、、、」
「最低、、、」
おい!貴様ら(怒)
「あはは、、、そんな事ないよ〜ちゃんと二人を見てたよ!とっても可愛かったよ!ここにこれて幸せだよ〜」
俺はまんべんのソヨヒトスマイルでそう言う、、、。
「シルちゃんはどう思う?」
「全然魂がこもってない、、、」
おい!そこのエルフ!お前いつからそんなにすれた、、、さおりか!さおりが原因か!
「あはは、、、はぁ〜なんか疲れた、、、俺帰る、、、。」
俺は二人置いてスタジオを出ようとする、、、。
「あっ、ちょっと、、、ほら〜さおね〜がいじめるから〜」
「なに、ひとのせいにしてるのシルちゃん!!
あんたが魂とか、わけわかんない事言ったんでしょ〜!」
言い争ってる二人を無視して俺は帰途についた。