両手に華なんてものはない!③
「ご注文の品だにゃん!」
出やがったな!スター戦争もどき!
今の俺はやさくれてるぞ、、、
なんだ!やるのか!やってやろうか!
ビームサーベルで、お前なんか!
ザコとは違うのだよザコとは、、、
さて、ご承知の通り、安い!早い!美味い?
でおなじみ、が◯トでございます。
一人、このお店に不満言っている方がおりますが、シカトです。
そして、もう一人、いきなりスイーツを食べると言い出し、暴挙に出たところを無理矢理止めたせいで、不貞腐れております、、、。
そんなわけで、吾輩もすっかりやさぐれております、、、。
「なぁ〜このブサイクなネコに免じて、いい加減機嫌なおせよ〜ほら、品物届いたぞ、、、」
「食欲無い、、、」
「スイーツたのむ、、、あと、さおねーの分食べる」
ブチ!貴様ら〜!(怒)
「あのさおりさん?食欲無いのになぜにご注文を?」
「う〜ん、、、嫌がらせ?」
「大丈夫!私が食べる、あとスイーツも!」
「おい!お前ら、、、」
「わかったわよ!食べればいいんでしょ!
食べれば、、、」
「え〜さおねー、食欲無いんでしょ〜」
「絶対シルちゃんにはあげない〜!」
「あはは!お前ら本当に、姉妹みたいだな、、、」
「フフフそうね!」 ×2
シルは、トッピングたっぷりカレー
さおりは鍋焼きうどん
俺はシルのオススメミックスグリル、、、
そして、いつものシルのスマイル???
あれ〜何も言わないで、、、しかもハンバーグと唐揚げ2つだと、、、
「にーさん罰ね!」
「???」
「?、、、ソヨヒトはなんかした?」
「わからん、、、この展開は初めて、、、なんだが、、、?」
シルは、怒っている様には見えない、、、
本日2個目のハンバーグ略奪で、ご満悦の様子、、、まぁ〜気まぐれちゃんだからいいか?
さおりのお腹空いて無いは、うそでもなく、
半分も食べないでギブアップ、、
パンケーキが効いているのだろう、、、
まぁ普通の女の子は、こんなものだ!
普通の女の子なら、、シルは嬉しそうに、
さおりの残りを頂いていた、、、俺も少しもらったけど、、、本当に少し、、、シルはめちゃくちゃ美人なの色んな意味で本当に凄い、、、。
「さおねーデザートは?」
「、、、あんた、、、化け物ね、、、って言うかムカつく!!、、、なんでもそんなに細いの〜!」
「俺もいつも思うんだよ、、、シルってそんなに運動してないよなぁ〜」
「、、、体質?でも、500g増えたよ、、、」
「えっ、、、そうなの全然気がつかん、、、」
「ふふふ!にーさんが1番恩恵にあやかってるのに〜」
「ソヨヒト、、、ちょっと詳しく聞こうかしら?」
「だからもう〜俺被害者〜冤罪、冤罪!!」
「有罪!」
「有罪?」
そんなこんなで、シルがアイスを堪能してから帰途につく、、、
「なぁ〜お前らおかしく無いか?」
「なによ、、、」
「なんで〜?」
「散々人のことを、、、変態扱いして、、、二人してもて遊んだのに、、、」
さおりとシルは俺の両腕に抱きついてる、、、
最初は手を繋ぐと言ったが、、、
「寒いからポッケから出したく無い!」
と、断ったらこうなった、、、。
先に言っとくけど、、、確信犯じゃ無いよ!
たぶん、、、
「今日は楽しかったね!さおねー!」
「そうだねシルちゃん!来週はどこ連れてってもらう?」
「来週はバイトです。お金がありません。」
「ほら、、、だから言ったでしょ?絶対忘れてるって、、、」
「あっ!、、、、」
「にーさんそう言うとこだよ、、、」
はぁ〜来週もこの二人に付き合うのか、、、
だれだよ〜両手に華なんて言ってるやつは〜