異世界こぼれ話⑨ 魔法の原理②
これはオトンが、異世界でサラッと、魔王を討伐した後のお話。
オトン
「なるほど、、、つまり魔法発動の条件は、媒体(杖)、詠唱、意思が、必要と、、、」
高貴な貴女
「そうですね、私共も正確なことは、存じ上げませんが、古来より伝わる理です。」
オトン
「大変不躾で、ご失礼な事をお伺いしますが、貴女さま以上の、お方はもういないのでしょうか?」
高貴な貴女
「フフフ、ノリヒトさまは本当に歯に衣着せぬお方、、、そうですね、以前はおりましたが、長引く戦争のせいで、多くの同胞は、、、ただでさえ滅び行く運命に近いエルフが、、、失礼、、、話がそれてしまいました。
そんなわけで、存命なのは私だけです。」
オトン
(媒体と詠唱は理解できる、、、、意思とは、、、なんだ、、、リア◯◯◯レーゼ?
ゴットの、、、恩恵が必要、、、?)
異世界からの大いなる意思
(恩恵言うな、、、後、ここで老舗のネタはやめろ!!)
オトン
「人族と獣人族の技式と、エルフの魔法は、明確に違う様に感じるのですが、何か存じ上げませんか?」
高貴な貴女
「そうですね、、、似て異なるもの、、、
かの種族が魔法を発動させられないことと、
私たちエルフと魔族が技式を、発動させられないことは、根本的に同じかと、、、
」
オトン
(やはり、、、この世界は人々は、魔法と技式が、根本に同じであることは、感覚的に理解しているが、明確な原理としては理解をしていない、、、つまり、意思も、感覚的要因なら、、、)
オトン
「ありがとうございました。
貴女さまの様なお方が、私の為に、貴重お時間を、心よりお礼を申し上げます。」
高貴な貴女
「いえいえ、英雄さまのためなら、、、
それよりも、この村にはいつまでご滞在を、、、」
オトン
「あはは、、、なにぶんこの村には良い思い出がありませんので、、、
知りたい事が分かりましたので、明日には、」
オトン
(こちとら、2回も投獄されてるんだよ!!(怒))
高貴な貴女
「そうですか、、、以前は伴侶を求めておると、言っておりましたが、、、」
オトン
「いや〜もうゴリゴリです、、、ただの戯言との理解して下さい」
オトン
(投獄される前に早く帰ろ〜)
高貴な貴女
「まぁ〜そんな事、おっしゃらずに、、、よければ、、、わたくしと友好を深めませんか?」
オトン
(えっ、、、なに、、、また牢屋に押し込めるつもり、、、ほら、衛兵がすげ〜顔で睨んでるよ、、、ちょっと、、、近寄らないで、、、ぎゃ〜、、、)




