デートってこんなに苦行だったけ?②
さおり編
時間いっぱいまでシルに付き合わされて、
13時5分、、、5分遅れた、、、
「さおり、ごめん!!まった、、、?」
「あっ!ソヨヒト!ううん大丈夫!ソヨヒトの事思って待ってた、、、、」
なんだこのしおらしいの、、、怒ってる?
それとも演技、、、それにしても今日のさおり、、、すげ〜大人びた服装、、、うっ、、、妄想にあった谷間が、、、青のVカットニットソーが腰でくびれ、白のボトムにより、一層
ウエスト細さが際立つ、、、そのおかげか、
シル程の豊満さはないものの、胸が強調されている、、、谷間が、、、
「なに?ソヨヒトは、、、どうしたの?」
さおりは、わざと腰を曲げ、おじきの姿勢で、俺の顔を下から覗き込み上目遣いで見る、、、
認めてよう!確かに俺はさおりに指摘された通りだ!!なら遠慮なく、、、見てやろうじゃないか!あ〜開き直ってるさ!なんとでも言え!
「そ、そんなに見つめられると、、、恥ずかしい、、、」
そう言いながら、片手で谷間を隠す、、、隠しきれないゆえに、エロさが際立つ!!
ありがとう!この世界に祝福を!!
さて、作られたラッキースケベを堪能したので帰りますか、やめようガチで怒られる、、、
「そう言えば、見たい映画聞いてないんだけど、、、」
「う〜ん、、、これ、、、」
「そっ、、、それはまさか、、なに?」
「えっ、知らないの?」
「、、、うん」
「はぁ〜、てっきりソヨヒトは2週目だと、お思った、、、午前中にシルちゃんと観てるかと、、、今流行りのラブストーリーだよ、、、」
「へ、、、、」
「反応うすい〜もういいから行くよ〜!」
「あっ、さおり、ポップコーンは?」
「何言ってんの?最近少し問題になってるんだよ!上映中にうるさいって、、、」
「そうなんだ、、、だからシル上映前に、、、いや〜あれは違うな、、、」
「もう〜なにブツブツ、、、」
腕を引っ張られ気がつけば席に座っていた、、、。
上映が始まると開始5分で、、、、
イテ、、、寝てない寝てない、、、目を閉じて聞いていた、、、たぶん、、、
気付けばクライマックス、、、隣のさおりは俺の手を握り、力を入れている、、、
あっ、、、これか、、、
「あ〜すごく良かったね!」
「うん良かったね」
「嘘つき、、、ずっと寝てたでしょ〜知ってるんだから、、、まぁ〜ソヨヒトが寝ないと思ってなかったけどね!」
「俺がこんな事言えたことじゃないけど、、、それで良かったのか?」
「うん!ずっと観たかったんだけど、一人はね、、、まぁ、何人かに誘われたけどね?、、、」
「、、、、」
「さて、おやつは?どうする?」
「う〜カロリ〜、、、でも、、、えい!
明日の私がきっと頑張る!!
パンケーキにする!」
そう言って、さおりに連れて行かれた、、、。
なるほど、、、パクリ、、、うまい、、、
これが俺が作ったやつのオリジナルか、、、
レシピ見て適当に作ったけど、本物はやはり違うな〜
「へ〜ソヨヒトが甘いものって珍しいね〜」
「まぁね、この前レシピ見て、もどき作ったからオリジナルが気になってね、、、」
「ところで、さおりドン、、、」
「なによ、、、人を丼ものの仲間にしないで、、、」
「悪い、、、アサリどん、、、」
「殴るわよ、、、(怒)」
「最近シルと仲良いね?あの気難しい子どうやって手懐けた?」
「ああ、、それ、、、ソヨヒトの真似した、、」
「???」
「悪く言えば餌付けかな?」
「確かに!ど正確だ、、、」
「俺も北海道でそれで、仲良くなった、、、」
「とてもいい子だよね〜」
「エサがあればね〜」
「そうなんだ、、、ちなみに後ろに立ってるよ、、、」
「えっー!、、、」
恐る恐る後ろ振り返る、、、
「いないよ〜、、、フフフ!」
ムキ(怒)
しばらく言い合い中〜
はぁ〜言い負かされた、、、
「さて、そろそろシルと合流しますか、、、」
「待って、、、あと少し、、、」
俺はさおりの気持ちを知って、、、
「無理!」
「なんで、、、つ、め、た、い、〜!!」
「おまっ、、、さっき俺を散々言い負かしといて、、、」
ほら行くぞ!!
そうして店を出た。