続 冷たい義妹
春とはいえ夜はまだ寒い何も考えないで、薄着で出て来た俺の身も心も、すっかり冷え込んでいた。
そのおかげか頭もキンキンに冷えて、冷静になっいた。
結論?そんなの出ない!いや〜初めから無い!
思春期なのよ思春期!そんなお年頃!無駄に悩んでいいじゃん!!
ソヨヒト
「あ〜お〜は〜る〜♪ あ〜お〜は〜る〜♪」
と、歌いながら公園を出るとなんとびっくり、シルと出会ってしまった。
シルはこちらを見るなりいつもの、、、今回はあえて擬音で表現。
ムス? スーン? ムムム?
まぁ、どうでもいいやいつもの澄まし顔で、、、。
シル
「あら、、、にーさんお散歩?」
と、冷たい視線でジロジロ俺の格好を見る。
まぁこんな寒い夜に薄着で公園にいれば、変人を見たような目をされるよなぁ〜
ソヨヒト
「あ〜ちょっと友達と電話で漫才の練習をね、、、シルは?、、、あ、、、そうかコンビニの帰りだね」
無茶苦茶どうでもいい嘘をつく
シル
「そーちょっと甘いものが欲しくて」
そう言ってビニール袋を持ち上げる、、、、ってこんな寒いのに、アイスじゃねーかよ!
ソヨヒト
「あはは、、、アイスかぁ〜今日は寒いから、体冷やして風邪を引かないようにね〜」
シル
「その格好のにーさんに言われたく無いわ!」
ソヨヒト
「はは、、、そーだね、、、俺もそこのコンビニ寄って肉まん買って帰るか〜」
そう言ってその場から逃げようとすると
シル
「そーじゃ、、、ご機嫌よう、、、。」
と言って歩いて行った、、、、。
おまっ、全然ご機嫌じゃねーだろ!!
とことん義妹に嫌われてる事を、実感しながら食べる肉まんは心と体に染み渡った。