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異世界義妹  作者: 異世界転生希望者A
第2章 ラブ多め?
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お勉強会①

L ENE さおり  シル   俺


さおり  今日の放課後、区立図書館に

     15時30分集合ね


シル   了解です。


俺    パス 


さおり  認めません。


俺    オトンが持病の神経痛で、、、


シル   ウソはダメ


俺    、、、、、了



まぁ〜、こんなので誤魔化せるとは、思ってないけどね、、、さて、時刻は15時前、、、歩いて15分だから、、、プラプラしながら向かうか、、、。


歩いていると、左手を握られた感触が、、、


「シル、、、いるの?」


俺は手の感触を感じる方に声をかけた、、、


「うん、、、」


「どうした?シル、、、」


少しシルの声に元気が無い、、、


「なんか、二人だけの時間って上手く作れないね、、、」


「そうだな、、、」


「本当はにーさんと、二人だけの勉強会が良かった、、、」


「、、、、」


「私、、、なんかわがままだね、、、

にーさんが少しでも、一緒にいられる様に

さおりさんの提案のってくれたのに、、、」


「、、、、」


やばい、、、さおりにシル押し付けるつもりでした、、、なんて言える状況じゃ無いぞ、、、どうする!俺!!


「シル、焦らないで、少しずつ、少しずつ二人の時間を作って行こう、、、」


そう言うと、俺の肩にシルの頭が、寄りかかる感触を感じ、、、


「うん、、、」


と、聞こえたあと、、、なにもなかったかの様に、手と肩の感触は消えていった、、、。


図書館に着くと、すでにさおりが座って、

本を読んでいた。


中学の頃何度も見た光景、、、当時その姿に心が熱くなり、鼓動を感じる自分がいた。


「さおり、、、お疲れ様」


そう呼びかけて、対面に座る。


「お疲れ様、ソヨヒト」


程なくして、シルが、、、


「お疲れ様です、お待たせしました。」


「お疲れ様シルちゃん、時間ピッタリだよ」


「お疲れ様シル」


シルはいつものように俺の隣に座る。


「じゃ〜早速昨日の続きからやるか、、、」


そう言って勉強を教えていく、、、


「、、、、を、こうして、、、」


「、、、、、」


「、、、!、にーさんより教えるの上手!」


「、、、えっ!」


「ふふふ、ソヨヒトは、天才肌の感覚系だからね、そういえば、シルちゃんって普段ソヨヒトの事、にーさんてって呼ぶんだね!」


「まぁ〜遠い親戚のお兄さんだからね〜」


「ソヨヒトが、お兄さんって、、、ふふふ、、、なんか不思議、、、」


「まぁ、、、確かに俺は、兄さんって、呼ばれ慣れてないからな〜でも、さおりが俺をからかう時は、いつも鬼ちゃんだぞ!!」


「なにそれ、、、、つまんない、、、」


「ふはは、、、ほっとけ、、、」


シルはなにも言わないで、俺らのやり取りを見ていた。


そんなこんなで、気がつけば20時を回っていた。


「そろそろ帰ろう、、もう20時だよ」


俺がお勉強会の終了を告げる。


「ふ〜お腹すいた〜」


シルは机に倒れ込んで言う


「ふふふ!そうだねシルちゃん!

鬼さんが、頑張ったシルちゃんにご褒美だってよ〜」


「くっ、、、今日だけだぞ、、、」


「やった!!ありがとうさおりさん!!」


おい!シルそこは俺だろ、、、


「じゃ〜なにご馳走してくれるの?鬼さん?」


「ガ○ト、、、それ以外認めん、、、」


「おけち、、、」  ×2


「しゃ〜無いだろ、、、そもそも給料日来週だってのに、、、」


(あ〜明日から昼、、、どうしよ〜)


ガストに着いて席に座る。

珍しくシルが俺の向かいに座り、さおりが俺の隣に座る。


「さおり、せっかくソファ側空いてるんだから、ソファ側座ればいいのに、、、」


「なによ!せっかくこの私があんたの隣に座ってあげたの、不満だっての?」


おま、、ここでそれぶち込む、、、ほら〜シルの目がまんまるになってますよ〜かわいい!


「シル、この人ほっといていいよ!演劇部の情緒不安定な子だから、、、」


「ちょっとソヨヒト!!私を痛い子か扱いしないでよ〜」



「フフフ、、、お二人は仲がよろしいのですね、、、」


なぜだろ、、、笑みを浮かべてるのにちょっと怖い、、、


「さ〜、たのも!たのも!シルはなに食べたい?」


「あっ、、、うん、、、」


と、言いながら、シルはメニュー表を見る。


「さぁ〜どれにしようかなぁ〜」


さおりはタブレットでメニューを選び、

タブレットを俺に渡す。


これ、、、扱いづらいんだよなぁ〜

そう思っていると、


「にーさん、、、使う?」


とシルがメニュー表を渡してくれた。


「ありがとうシル!」


「あれ?ソヨヒト文明の力は?」


と、この間のことを引きずるさおり、


「、、、ぶんめいのりき、、?」


と、会話の意図を読めないシル。


「ソヨヒトね、この前一緒にガスト行った時に格好つけ、今の時代はこれで選ぶんだよ!って言ってたくせに、結局メニュー表で選んでたんだよ〜」


「あははは、、なにそれ、、、」


と、シルに笑われてしまった、、、


「、、、、、」


さおりめ〜やなやつだ〜



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