モテ男の悩み
どうも、モテ男のソヨヒトです。
そうです、私はモテるのです。
学年一の美人とされる、さおり
1年にして、学校一とされる、シル
すでにこの二輪の華を我が手の支柱に収めたのです。
わはははは、、、はぁ〜、、、どうしよう、、、
いやね、私の知る人物に、五姉妹を手玉に取ろうとした男(漫画)がおりまして!えぇ〜え!
その男は周りに嫉妬されませんよ〜
実に素晴らしい!じゃ〜あ〜りませんか!
なんで俺だけ?
朝から知らない男が席に質問責めにされる。
やれ、さおりだ、シルだ、どう言う関係だ、紹介しろだ、、、あ、、やだ、やだ、
俺の平穏に暮らしたいだけなのに、、、
おらの平穏な日常生活が、、、、。
登校の時、いつもの様にさおりが、声を掛けてくる。
「おはよう〜ソヨヒト!!」
「おはようさおり」
「なになに?今朝は元気なさげ?」
「う〜ん5月病的な?、、、」
「ソヨヒトのは、ただのサボり症でしょ?」
「まぁ、否定はしないけど、、、」
あれ、門が見えるのに、さおり先に行かないなぁ〜
「おはようございます。さおりさん、多田野さん、、、」
聞きなれた声、、、シル、、、なんで?先に歩いていたのに、、、
「おはよう!シルちゃん」
「おはよ、ミネフトさん」
「そんな、他人行儀な、シルとお呼び下さい」
「ソヨヒトさん!」
「、、、、そうだね、バイト仲間だしな!、、」
おい、どうなってる、、、それよりまずいぞ、このまま門をくぐれば、絶対に、、、、あああダメ!、、、門よ、、、もっと遠くに、、、お願い、、、しかし、俺の望み虚しく、、、学校の門を無事ゴーーール!!
晴れて皆に、2代美女と登校する。
卑劣な男のレッテルを貼られる事、、、
(学生ってこんな謎のルールあるよね〜)
憎悪と嫉妬の嵐の質問責めのあと、シル姫よりお昼の屋上に登城の命のL ENEが、、、
「なんか元気ないね、にーさん?」
「うん、、、朝から質問責めにあってね、、、」
「それで、シル?どうした?」
「うん、昨日の話、、、」
やはりな、さおりとの関係に納得が出来ないんだろう、、、さて、、、
「さ、さおりさんとは、、、」
「昨日も話したけど、好きだよ、当然、友達として、女性として、中学の頃からな、、、」
「、、、、」
「でも、それだけ、、、それ以上はない、、、それは、さおりにも話した、、、」
「いつ、、、?」
「シルの言うトンカチのデートの時、」
「これで、納得できた?」
なぜだろ、、、本当ならこの先の話もするべきなのに、、、ここで話を終わらせてしまった、、、。
「わかった、、、抱きしめて、、、」
俺は、そう言われてシルを抱きしめる。
「温かい、、、にーさん」
俺はこの関係を終わらせたいのか、続けたいのか、自分でもわからなくなっていた。