シルのバイト②
「初めてまして、シル T ミネフトです今日からよろしくお願いします。」
うんうん!大変よく出来ました。
どこかの誰かさんとは違い、俺との関係を伏せることにより、モテない先輩達から、俺が睨まれることはないからね!!
事前にシルには俺らの関係は伏せさている。
バイトスタッフから、歓迎の声を受け、照れてるシル、店長も男性スタッフも、魅力にかかってる形跡もないから、、、
まぁ〜大丈夫だろ、、、。
それにしても、当然のように、さおりがシフトにいた、、、そういうわけで、シルはさおりに任せて、俺はいつものキッチンで、、、楽ちんバイト!!
さおりは、シルを警戒していたように見えたが、すぐに親切に接してくれてた。
良かった!!でも、、、なんでこんなに忙しいの?
「ふ〜今日も繁盛!繁盛!さおりちゃがホールに入ってくれてから、すっかりこの店の売り上げも上がって、その上シルちゃん、、、ぐふふ、、、これは、、、制服を新調しちゃう〜」
普段からキモい店長が、いつになくキモい、、、さて、俺は金持ちの息子、、、
このバイトも潮時か?そんな事を考えてると、
「じゃ〜そろそろ帰ろう!ソヨヒト!!」
と、さおりに言われる、、、しまった!
完全に忘れとった、、、いつもさおりと帰ってた、、、シルどうしよう、、、えぃ!
ままよ!!
「ミネフトさん、家はこの辺?いつもさおりを送ってるんだけど、良ければ駅まで一緒にどう?」
これなら大丈夫だよね、、、そこの非モテ、、、睨まない、、、
「、、、いいんですか?よろしくお願いします。さおりさん、多田野さん」
シルナイス返し!!
そう言って、3人で帰ることに、、、
まぁ〜バイトの男達に睨まれるのは諦めたよ、、、おい!店長!貴様既婚だろ!なぜ俺をにらむ、、、
三人で歩きながら、、、
「シル、さおりは俺らの関係、話してるから普通でいいよ!」
「うんわかった、、、」
そう言って、俺の手を握る、、、
あ〜そう言う意味じゃないよ〜シルさん!!
「ははは、シルは本当に寂しがりやだなぁ〜
そうそう、今日はさおりさんにとてもよくして頂いたろ!ちゃんとお礼出来たかなぁ?
マイシスター?」
あ、、、さおりさんすげ〜顔で見てる、、、
無理矢理妹キャラをこじつけたけど、、、
やっぱり無理?、、、かなぁ?
「そうそう、ソヨヒト今度どっか行こ、、、」
「、、、パス、、、」
「え〜冷たい!いいじゃん!いいじゃん!
この間、助けたのに、、、」
「あれは冤罪だろ!しかももう直ぐ、中間テストだろ!」
「でも、私もソヨヒトも特待生だよ!なら余裕でましょ?」
「まぁ〜俺はな、、、シルに勉強教えてるんだよ、来日してまだ日が浅いから、大変なんだよ、、、」
「じゃ〜テスト終わったらね、、、、あっ!
シルちゃんのテスト勉強会やろ!」
「なんでそうなるんだよ、、、」
いや〜まてよ、
シルの勉強にさおりが参加、俺楽できる、
シルとさおり、仲良くなる、俺楽できる、
シルとさおりが姉妹になる、俺楽できる!!
「まぁ〜悪くないな、ただ俺らだけであ決められないから、、、シルどう思う?」
頼む、頼む、YESと言って!!
「まぁ〜にーさんがいいって言うなら、、、」
(やった!ナイスおれ!)
「やった!やった!よろしくね!シルちゃん!!」
なぜさおり、、、お前がそんなに喜ぶ、、、
「じゃ〜明日からね!場所は考えておく!
じゃ〜ね!ソヨヒト、シルちゃん!!」
そう言ってさおりは、帰って行った。