後悔と未練
放浪オカンは夕方に2人のお供を連れ帰って来た。
まぁ〜旅に出れば、旅先でお供が出来るのは世の習い。
オカンはオトンとローネさんを従えてレベリングでもしていたのだろう、、、
きっとそうだ、、、
そうに決まってる。
勇者オカンが魔法使いローネ遊び人オトンと、レベリングをしていたおかげで夕飯は少し豪華だった、、、。
要するに子供達を置いて3人でランチデートしてたからです。
ソヨヒト
(、、、、だってよ!!ケッ! こちとら冷蔵庫余り物で、お姫様のご機嫌取りするのが大変だったってのによ!)
シルのご機嫌を悪くした罪を棚に上げて、悪態をつく愚か者は私です、、、。
夕食後トオルから電話があった、、、。
その内容はまぁいい、、、要するにトオルはさおりに振られた。
本人は一生懸命言い訳を言っていがなんだろう、、、。
ふと、夜風に当たりたくなり外に出た。
さおりとトオルが付き合いだした事で、さおりに対する思いは、吹っ切れたとお思っていたのに、、、。
思い出と感情が溢れ出し、、、訳がわからなくなった。
俺はずっと後悔をしていたんだろ、、、?それとも、、、まだ未練?もあるのかもしれない、、、。
別にトオルの代わりにさおりと付き合いたいとは思ってもいない、、、ただ2人が幸せならこんな感情は生まれなかった、そう感じたからだろうか、、、。
春先の公園にはソメイヨシノが夜風に吹かれ靡いていた。
ブランコに座り夜空に舞う花びらを見つめて、熱くなる思いを抑え込んだ。