旅の終わりは寂しいけれど、家に帰ると安心するよね!⑥
「この世界には良く似た与太話が、いっぱいある、例えば浦島太郎、、、この手の話は世界腐るほどある、日本でも昔から神隠し、なんて言葉があるぐらいにな、つまり、誰かが言って見聞きしたって事じゃ無いか?ある日突然、偶然繋がるんだよ、パラレルワールドに」
「、、、、、」
「人が考えた事はほとんど実現出来る、人類は実現して来た、歴史が物語ってる、、、じゃ〜その漫画だって、、、
後は簡単だったよ、無限にあるパラレルワールドの中から、漫画に似た設定のチャンネルを探してアクセスするだけ、
適当な設定で、洒落にならないモンスターと鉢合わせ無いようにね!」
「だから、ゲートを作っても、すぐに異世界に行かなかったの?」
「そう言う事!、、だって死にたく無いもん
まぁ〜それからは、お前の知ってる話になる」
やばい、オトン洒落にならないぐらい天才だった、、、マジすげ〜良くあの漫画でここまでの
仮説を、、、オトンの話で一つだけ気になった、、、
「オトン、あの日のオカンにお願いした理由って、、、」
「さ〜ね〜、、、俺は何も言わないよ!
だって、言った話は現実になったんだ!
当然後悔なんか微塵も無い!」
そう言って、オトンはオカンのいる席に戻って行った。
程なくして羽田に着き、タクシーに乗り、
家に着い、、、
長かった様な短い様な、
そんな不思議な旅だった、、、
いろんなことがあった、知った、頭も混乱した。
でも楽しかった。
自室に戻り、子供の頃オトンが教えてくれた、事を実践してみる、、、
「ソヨヒト、静かに押し入れのふすまを開けてみなぁ?
ひょっとしたら、ドラ○もんがいるかもよ?」
ふすまを開けるが、当然そんなのは居ない、
けど、オトンの様な、そう言う気持ちが大事なんだと今回の旅で学んだ。
第一章完
第一章、一読ありがとうございました。